今朝は、【フードロスの学校】を主宰する、フードロスの学校長、平井巧さん、そして、「合同会社 流域共創研究所だんどり」の矢野加奈子さんをお迎えしました。

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Q  まずは、平井さん【フードロスの学校】について詳しくご紹介いただけますか?

フードロスの学校は、一生使える「食への向き合い方」の道具を手に入れる場として今月立ち上がった。「生態」「建築」 「アート」といったテーマからフードロスを考えていきます。続けていく中で、イベントや校外学習も企画していきます。

今月からスタートしたのは、「フードロス基本講座2019」。東京農業大学世田谷キャンパスなどで、いま食の世界で起きていることについて、フードロス視点で眺めてみるよう提案。食の世界に起きていることを自分ごととして吸収し、過ごす日常や仕事の中でどのように活かすことができるのか。学びの栄養素をぜひたのしく学びながら手に入れてほしい。

Q  平井さんは冷蔵庫などに余った食材を料理に再活用する「一般社団法人フードサルベージ」という団体で代表も務められていますが、この「フードロスの学校」を立ち上げた経緯とは?

これまで食材を救うイベント「サルベージ・パーティ」を中心に、フードロスに関するコンテンツを企画してきたが、それだけではいけないと考えていた。

Q  そこで手を組むことになったのが、矢野さん?

私の運営する「だんどり」では、全国各地の自然の恵みや、地域の魅力を地元の方々と一緒に学びながら掘り起こし、ブランドとして世の中に広めていくことを理念としている。「だんどり」が今まで培ってきた大学の先生方や研究者の方とのつながりや、平井さんの活動の中で生まれた企業やクリエイターなどのつながりを生かし、講師や講義テーマを制定した。

Q  先日には、「フードロス基本講座2019」第一回目の講義がおこなわれたそうですが、どういった内容だったのでしょう?

東京農業大学国際食料情報学部・上岡美保教授が登壇。そもそもフードロスはどのような問題で、私たちの暮らしにどのような影響を与えるのか。日本人の食生活の変遷、国内の廃棄事情、私たちのもとに食べ物がどのように届くのか。そんなお話を中心に、そこから生まれるフードロスについてお話いただいた。

Q  参加された皆さんの反応は?

今回の講義を通して、普段自分がなにげなく取り組んでいたことがフードロスの削減に繋がっていると改めて実感でき嬉しかったです。一方で、いままで意識していなかったことやフードロスの実態、取り組みなど具体的な数字や言葉で知り、まだまだできることはあるなと感じました。

とても内容が充実しており、非常に分かりやすかったです。今後の授業を通して色んなな視点を増やし、自分に解決できる課題を見つけ、より良い生活に繋げていきたいです。

Q  最後に、今後の講義内容について教えてください。

  • 「自治体、事業者、消費者のための フードロスマネジメント」
  • 「木材やエネルギーから循環とは何かを考える」
  • 「ビジネスと幸福とフードロス」 など。座学に限らず、課外活動も検討中。

~フードロスの学校については、WEBサイトをぜひチェック下さい。

https://salvageparty.com

https://salvageparty.com/flwschool002-2