今朝は、518日に開催される「東ティモール・フェスタ2019」について、実行委員会の金山重之さんをお迎えしました。

Q  東ティモール・フェスタ2019は、どのようなイベントですか?

5月18日(土)上智大学四谷キャンパス9号館地下のカフェ「アクティブ・コモンズ」にて行われるイベント。東南アジアの国「東ティモール」に関する映画の上映や、その歴史、さらに東ティモールの食、コーヒー飲み比べ、伝統織物などの展示、販売、提供をおこない東ティモールの魅力を様々な角度から紹介する。

Q  どういった経緯で始まったイベントなんでしょう?

東ティモールの独立以来、数々の日本のNGOや個人が支援活動をおこなってきました。2012年5月には支援を行うNGOと個人が一丸となって「東ティモール独立10周年記念イベント」を、2014年にはケア・インターナショナルジャパンが「東ティモールフェス★2014」を開催してきた。このような経緯から2016年より東ティモール支援を行うNGOと個人が協力して実行委員会を組織し、大使館の賛同を得て、毎年継続して「東ティモール・フェスタ」を開催することとなり、2019年は第4回目となります。

Q  東ティモールについて、どういった国なのかご紹介いただけますか?

東ティモールは、人口118万人の小さな国家。2002年に独立を果たし、経済成長を遂げつつありますが、貧困ライン以下に暮らす人々が全人口の50%を占めるアジアの最貧国の一つです。産業が育っていないため、ODA事業以外での日本企業の進出はほとんどなく、日本社会で話題になることも少ないのが現状です。

Q  知られざる東ティモールの魅力がたっぷり!ということですね!

東ティモールは美味しいコーヒーの産地として一部の愛好家に知られるようになってきました。会場では実際にコーヒーを飲んでいただき、その味を通して東ティモールに親しんでいただきます。東ティモールの産地別コーヒーの飲み比べ、現地の淹れ方でコーヒーをお楽しみいただけるほか、アイスクリームに熱い東ティモールのコーヒーをかけて食べるフェスタ限定「アフォガート」も提供します。また伝統織物(タイス)の紹介や試着など、見るだけではなく体験していただく内容を計画しています。

Q  イベントを通して発信したい想い、教えてください。

「東ティモール」と聞いてもその場所も知られていないこの国の魅力を、一人でも多くの人にまず知っていただくことを目標としています。日本と同じ標準時を採用し、第二次世界大戦時には日本の占領下にあった東ティモールは私たちにとって決して関係の遠い国ではなく、フェスタをきっかけに東ティモールを身近に感じていただき、この国の豊かな発展と日本とのつながりを深めるきっかけとなることを目指します。

~「東ティモール・フェスタ2019」について、より詳しくは番組ウェブサイトをご覧下さい。

https://timor-leste-fes.com/