今朝は、「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」から田中紀子さんをお迎えしました。

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Q  まずは、「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」、 どのような活動をおこなう団体でしょうか?

テレビ、新聞、雑誌などのマスメディアで、いきすぎた制裁や、誤解や偏見の助長により患者や家族を追い詰め、治療意欲を奪ってしまったりするような問題報道がなされたとき、協議し、改善を求めていくことがネットワークの主な活動です。団体は、報道の責任を問うことが目的ではありません。

Q  今回、ピエール瀧さん(被告)のケースは「社会的制裁」が行き過ぎている?

本来ファンが選択をすればよいはずの、オンデマンドによる配信や、CDの販売、映画の公開まで全て自粛、撤収、差し替えとなるのはあまりに私的制裁が行き過ぎていると思います。

~その制裁があることで懸念されることとは?

このように社会的に抹殺されるような状況になると、現在薬物使用で悩み苦しんでいる当事者、家族は相談や支援に繋がる勇気が持てなくなります。

Q  薬物依存を始めとする「依存症問題」。社会的、個人的、、、様々な課題があると思いますが、そんな彼らを取り巻く現状について、教えてください。

誤解や偏見が多く、回復施設の排斥運動や、就職などの再起が困難な状況があります。

Q  様々な依存症から立ち直りたいという人に対して応援する社会になるために 必要なこととは?

依存症を病気と捉え、支援することで再起が可能だと知って貰うことだと思います。

~「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」について、より詳しくはWEBサイトをご覧下さい。

http://izon-hodo.net/