今朝は、国際協力NGO ケア・インターナショナル ジャパンから、脇坂翠さんにお越しいただきました。

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Q  ケア・インターナショナル ジャパン、どのような活動をされている団体でしょうか?

貧困のない世界の実現に取り組む団体。アフリカやアジアなどの貧困地域や、被災地の女性と女の子を中心にした支援活動をしています。

Q  日本の活動としては、どのような取り組みを?

現在は、ガーナ、タイ、東ティモールで開発事業を行っています。緊急支援の取り組みとしては、インドネシア(の地震被災地)、バングラデシュ(ミャンマー難民支援)で活動中。日本国内の企業や個人の支援者の皆さまからの寄付など、多くのご支援で成り立っています。

Q  その支援の一環として、クラウドファンディングをスタートされたんですよね?

このうち、東ティモールの農村地域や子ども達を支援する教育プロジェクトで、クラウドファンディングに挑戦して資金を募っています。学習雑誌「ラファエック」1,000冊分をティモールに届けるため、23万円を目標にしています。

Q   学習雑誌【ラファエック】とは?

現地語の教科書や本などがない中、およそ90%のティモール人が理解できる一番ポピュラーな言葉「テトゥン語」で書かれた、イラストや写真入りの学習雑誌が「ラファエック」です。CARE東ティモール事務所がこれを制作し、情報が届かない農村地域の方々や、学校で教科書のない子ども達に届けます。子ども用、教師用、大人用など、年齢別に四種類あり、年に3回配布しています。大人用は、野菜の育て方、栄養、保健衛生、日曜大工など、生活に即した知恵や知識が掲載されています。

Q   その「ラファエック」、実際にお持ちいただきました、、、どんな内容になっているのでしょうか?

子ども用は、学校で、教科書の代わりに使われることもある他、家でも親御さんと一緒に読んでくれるため、読み書き算数、道徳などを学べるお話しや、農村の子どもたちは都会のことを知らない、職業を知らない場合が多いので、職業紹介などが載っています。

Q   最後に脇坂さんからリスナーの皆さんへ呼びかけをお願いします!

東ティモールの人々は、今は紛争がない平和な生活の中、皆明るく暮らしていますが、2002年の独立当時から未だにアジアの最貧国の一つです。「自分たちの手で、自分たちの生活を、国を、良くしていきたい」 という、私が会った東ティモールの方々の言葉を彼らが実現できるよう、「ラファエック」をその一助としてほしいです。

~団体のサイト、さらにクラウドファンディングの特設サイトにリンクを貼ります。そして、今夜6時30分から 東ティモールの視察報告会が四谷三丁目「グラッドスペース」で開催されます。こちらも合わせて、チェックをお願いします。

http://www.careintjp.org/

https://readyfor.jp/projects/carelafaek

http://www.careintjp.org/news/b/timor_leste_houkoku1207.html