今日は、黒坂図書館プロジェクト、という活動をされている黒坂宗久さんにお越しいただきました。

Q  黒坂図書館、どのような活動でしょうか?

精神的/知的な自立を促し、希望に溢れた世界にしたい。この思いを実現するための手始めにアゼルバイジャン共和国に日本語の図書館を作っています。

Q  なぜそのようなプロジェクトを立ち上げられたのでしょうか?

まずプロジェクトの発端は、アゼルバイジャン言語大学のヤシャール先生とその学生さんが言っていた一言にあります。それは、「日本語を学ぶ日本語の書籍がないんです・・・」というものです。なので、まず自分が出来ることとしては、彼らの学びを助けるために自分の持っている本を送ることでした。実際は、Facebookで呼びかけて集めた約200冊の日本語書籍を初回に送りました。

Q  黒坂さん自身、アゼルバイジャンとはどのような関係が?

20163月に渡航していますが、それまでは何の関わりもありませんでした。201512月末のアゼルバイジャンに関するセミナーに参加したのがきっかけで興味を持ったのが渡航の発端となっています。

Q  そもそも、アゼルバイジャン、、、どんな国なんでしょうか?

世界的にはバクー油田を筆頭として、化石燃料が有名ですが、世界で日本だけが入国ビザ費用が無料にしている親日の国と言えます。また、夜出歩いても危険を感じない治安のよい国で、とても人なつこい人たちと言う印象です。ワイン発祥の地の一つとされ、ワインが美味しいだけでなく、食事も美味しい国です。個人的には、食後にでるアゼルチャイと言う紅茶が大好きです。

Q  日本語を学びたいという声に答え、これまでどれほどの本を届けて来られたのでしょうか?

このプロジェクトは、2016年3月27日に始まっています。この日は私が初めてアゼルバイジャンに向けて約200冊を郵便局から送った日です。この日から2年半で約2300冊を送っています。その中で2018年5月に送った約1500冊が最大の送付数で、これはクラウドファンディングで支援頂いたお陰で送付が可能になりました。

Q  現地からは、どのような声が届いていますか?

私たちはアゼルバイジャン言語大学の日本語センターにある黒坂図書館に本を送っています。ここの責任者ヤシャール先生が私たちの相方になります。これまで約2300冊を送っていますが、絵本、児童書、漫画などから文学まで幅広いジャンルの本を送っています。これからが日本語学習の助けになっているだけでなく、日本語の興味付にも作用していると聞いています。なによりも気軽に日本語書籍を手に取れる環境が嬉しいとの事です。

Q  プロジェクトを応援したい場合、どのようにすれば?

黒坂図書館プロジェクトと検索して頂けると黒坂図書館のフェイスブックページが先頭に出てきます。このページの先頭に黒坂図書館への寄贈本受け付けフォームがあります。このフォームに記載して頂くと私に直接連絡がきますので、そちらから本の寄贈の申し込みだけでなく、輸送費用のご支援のお申込みなどお問い合わせにもご利用頂けますので、お気軽にお使い下さい。また、10月中に2度目のクラウドファンディングをCAMPFIREで開始する予定ですので、そちらからであれば寄贈本の輸送費のご支援が可能となりますので、資金的なご支援もお願いできたらと思っています。

Q  最後に、このプロジェクトが目指す未来とは?

今はアゼルバイジャンだけでの活動ですが、東南アジアやアフリカなどの他国だけでなく、日本国内にも目を向け、智識を深めるこの活動を続けていきたいと思っています。

~黒坂図書館の活動に関して、詳しくは番組のウェブサイトをご覧ください。

http://kurosakalibrary.com/

https://www.facebook.com/kurosakalibrary/

https://note.mu/kurosakalibrary