今日は、ふるさと納税と クラウドファンディングを組み合わせた新しい地域支援について、この方に教えていただきます。クラウドファンディングサービスを運営する株式会社CAMPFIREの 佐藤寛也さんです。

Q  クラウドファンディングと、 「ふるさと納税」を組み合わせたということなんですが、どういうことですか?

千葉県の銚子電気鉄道株式会社、存続のためのプロジェクトを進行中。慢性的な資金不足で「電車なのに、自転車操業」、、、赤字を埋めるため、ぬれ煎餅の製造販売を開始。今では売上総収入の70%がぬれ煎餅の販売となり、もはや鉄道会社ではなく、せんべい屋と言われているという銚電という存在の認知、そして存続にチカラを貸してほしい。

Q そもそもなぜ、ふるさと納税とクラウドファンディングを結びつけよう、という発想に至ったんですか?

ふるさと納税は、人と地方をつなげる新しいコミュニケーションツールとして、都市部に集中した税収の一部を、地方に転化することに成功しました。しかし、地方自治体が抱える問題を、直接的に解決できるまでには至っていません。そこで、CAMPFIREと、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」でタッグを組んで地域活性化を目指す取り組みを今年5月にスタートさせた。

Q  これまでの「ふるさと納税」とは違う形、ということ??

かかげているのは「脱!返礼品競争!」クラウドファンディングに落とし込むことのメリットとして、・自治体のビジョンやミッション、事業内容をしっかり伝えるページ構成・まちの「ストーリー」を重視した紹介・寄附金の使途を明確にする若者層の流入 ⇒「共感」から寄附金を募る が挙げられる。また、ふるさと納税の現状として、制度の認知不足もあり移住定住促進のターゲットである若者の利用率が、そもそも低い。それをクラウドファンディングに落とし込むことで、PRを狙いやすくする。

そしてお話いただいたプロジェクトのウェブサイトへは番組サイトぜひご覧ください。

https://camp-fire.jp/

https://camp-fire.jp/pages/satofull