今朝は、神戸に本社を置く製薬会社・日本イーライリリー株式会社、コーポレート・アフェアーズ本部から細井宏紀さんに お越しいただきました。

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Q  まず、日本イーライリリー株式会社について、ご説明いただけますでしょうか?

日本イーライリリーは、アメリカを本社とする製薬会社のイーライリリー・アンド・カンパニーの日本法人です。主にがん、糖尿病、筋骨格系疾患、乾癬、リウマチなどの領域で日本の医療に貢献しています。また、薬の研究・開発の他に、患者さんやご家族を支援するためのプログラムも合わせて実施しています。

https://www.lilly.co.jp/csr/responsibility/default.aspx

Q  今日は、その支援プログラムについて、ご案内があるんですよね?

はい、来週31日まで募集している、がんの患者さんとその支援者を対象とした絵画、写真、絵手紙のコンテスト「リリー・オンコロジー・オン・キャンバス」についてご案内したいと思います。

Q  「リリー・オンコロジー・オン・キャンバス」、 どのようなプログラムでしょうか?

リリー・オンコロジー・オン・キャンバスとは「がんと生きる」をテーマにしたコンテストです。これは、がんの患者さんだけでなく、家族や友人も応募することができます。今、2人に1人ががんになると言われており、"がんと生きる"ことが重要になっています。

コンテストへの応募は、絵か写真、絵手紙のいずれかと、その作品への想いをこめたエッセイを送っていただくのですが、まずは、参加を表明する申込だけを、31日まで受け付けています。作品は2月に送っていただきます。

Q  どのようなキッカケで誕生したプログラムなのでしょうか?

 わたしたちは、薬を開発・提供するだけでなく、がんの患者さんや支援者の方に""の部分で何か貢献できないだろうかと考えて開催しました。

人は何か外に表現する事で気持ちに整理ができると言われております。がんと診断されたときの不安や、がんと生きることを決めた思いを、絵や写真で表現できることもあると思います。また、そうした作品の想いが、誰かの背中を押すことになるかもしれない。このコンテストが、みなさんの気持を表現いただき、多くの方々と分かち合っていただく「場」として利用していただければと考えております

実際に、応募者の方から、本コンテストがきっかけで、家族が次のステップに進むことができたと嬉しい言葉もいただいています。

Q  どのような作品が対象になるのか、ご案内いただけますか?

昨年は、2人のお嬢さんがいらっしゃるお母さんで、がんを受け入れる決意をしたときの想いを込めた絵画や、10代で闘病を経験した男性が、がんだったことを受け入れてくれた恋人の後ろ姿を撮影した写真などが入賞しました。

絵画、写真、絵手紙部門があり、作品だけでは想いが伝わらないケースもありますので、一緒にエッセイを送っていただきます。応募いただいた作品は、審査員による審査会や、一般投票を通して、賞を選出します。審査では作品の上手下手ではなく、他の方に見ていただいて、共感できるかを大切にしています。これまでも、スマートフォンでとらえた作品や、かわいらしいイラスト画の作品も入賞しております。

また、受賞されなかった作品やエッセイも、それぞれの「がんと生きる」想いが詰まっていますので、ウェブサイトやFacebookでご紹介しています。

Q  エピソードを聞くだけでも、勇気づけられる作品が並ぶんですね

本当に勇気づけられます。私もこのコンテストを通じて、色々な事を学ばせていただいております。例えば、春に桜が咲く、それを見て綺麗だと、見られたことに感謝をする。毎日のちょっとした小さな出来事に感謝をすることができるようになったのも、応募いただいたみなさんの作品のおかげだと思います。

わたしたちは、このコンテストを通じて、がんになっても自分らしく生きられる社会になることを願っております。

Q  興味をお持ちになった方は、どのようにして参加できるのでしょうか?

応募概要についてはリリー・オンコロジー・オン・キャンバスのウェブサイトでご案内中です。リリー・オンコロジー・オン・キャンバスで検索をしてみてください。131日までの消印まで有効ですので、ぜひアクセスして、エントリーしてください。

~第8回リリー・オンコロジー・オン・キャンバス 絵画×写真×絵手紙コンテスト、こちらについてはwebサイトをぜひご覧ください。

https://www.lilly.co.jp/

https://www.locj.jp/

https://www.facebook.com/locjChannel/