今朝は公益財団法人 国際開発救援財団（略称 FIDR）中川 絢子さんにお越し頂きました。
私たち、公益財団法人国際開発救援財団（略称 FIDRファイダー）は、1990年に設立された国際協力を行うNGOです。「開発途上国の子どもたちが健やかに育つことができる社会をつくる」ことを使命に、日本の企業、団体、個人の多くの皆様のご協力を得て、アジアを中心に活動しています。また、東日本大震災やネパール大地震など自然災害への緊急援助や復興支援にも取り組んでいます。
現在は、カンボジア、ベトナム、ネパールの３か国において、地域の人々が貧困から脱し、自分たちの力で地域を発展させることができるよう支援を行っており、その活動分野は、保健衛生や医療、農業、教育など多岐に渡ります。
例えば、ネパールでは、山間部に暮らす人々の生活向上を支援しています。この地域は水や食料が不足し、子どもたちの栄養状態は、国内でも際立って悪い状況でした。活動を始めて３年間で、農業用ため池を設置したり、学校を修繕したりといった活動に、住民の方々が自ら取り組むかたちで進め、その結果徐々に成果が見えてきました。
しかし、４月２５日の大地震により、震源地に近いこの地域では大きな被害が出ました。７５％以上の家屋が全半壊の状況です。地震発生当日、スタッフが現地にいたこともあり、ＦＩＤＲは直ちに現地の被害状況を調査し、迅速に援助活動を開始しました。まず、緊急食料としてのお米や、家を失った世帯への簡易シェルターを配布、その後は、感染症予防のための石鹸や消毒剤などをお届けしました。また、地域の多くの学校は校舎が倒壊しており、現在、仮設教室の設置を進めています。これらの活動は、行政を含めた地域の多くの方々のご協力を得て行っており、緊急物資をお配りする際も大きな混乱もなく、お一人おひとりに確実に手渡しすることができました。現地の方々のＦＩＤＲに対する期待や信頼を実感しています。
ウェブサイトにて、ネパール大地震への募金を受付けております。皆様のご協力をお願いいたします。
また、私たちの活動を知っていただくために、「FIDRカフェ」と名付けたイベントを定期的に開催しています。次回は、7月24日（金）午後7時～ 東京 御茶ノ水で開催します。入場は無料。
ぜひ、ウェブサイトをチェックしてみてください。