今朝、お越しいただいたのは、独立行政法人『国際協力機構』JICA(ジャイカ)の青年海外協力隊事務局でボランティア事業を担当する溝口さやかさんです。

青年海外協力隊は、開発途上国を舞台に、地域の人々と草の根レベルで国際協力を行う、日本政府のボランティア事業です。開発途上国は、貧困や医療、教育などにおいて様々な問題を抱えていますが、そういった問題を現地の人々と一緒になって解決しようと1965年に始まりました。今この瞬間にも世界約70ヶ国で、1900人以上の方々が活動中です。青年海外協力隊事業は、発足から今年で50年を迎えますが、これまでに4万人以上の方々を世界88ヶ国に派遣した実績があります。
おもに、どのような活動をされているのでしょうか?
活動の内容は様々です。看護師や自動車整備など専門の資格を生かして活動する場合もあれば、村の問題を現地の村人と解決するコミュニティ開発という分野など、特別な専門資格が要らないものもあります。他にも、柔道やテニス、サッカーどのスポーツ、小学校教育や理科教育などの教育分野、更には野菜栽培や養殖、パソコン指導やマーケティングなどもあります。派遣国は、アジアやアフリカ、中南米、大洋州など幅広い地域にわたっています。
自分も参加したいという人はどうすれば良いのですか?
JICAボランティアのウェブサイトに応募に関する詳しい情報を掲載しておりますので、そちらをご参照ください。4月1日から5月11日まで、春の募集を行なっています。青年海外協力隊は20~39歳の日本国籍を持つ方を対象にしていますが、40~69歳を対象としたシニア海外ボランティア、中南米の日系社会への協力を行う日系社会青年ボランティアといったボランティアの募集も同時に行なっています。
いきなり応募する前に、自分の適性などを知ることはできますか?
現在、春の募集に合わせて、全国各地で体験談&説明会を行なっておりますので、そちらに参加することをお勧めします。事業の概要をお話ししたり、実際に行かれた経験者の体験談の紹介、個別相談なども行なっております。関心がある方はぜひ説明会にお越しください。説明会の開催場所、日時などの情報はJICAボランティアのウェブサイトで詳しくご案内しています。JICAボランティアウェブサイトには応募や説明会に関する情報の他にも、派遣中の現役ボランティアが発信しているブログ「世界日記」や青年海外協力隊50周年の記念ページなど、協力隊に関する情報が盛りだくさんです。こちらもチェックしてみてください。
語学研修プログラムについて
参加が決まった場合には、派遣前に訓練を受けていただきます。派遣前の訓練では語学を中心に、国際協力に関する講座、健康や安全対策など現地の活動に必要な内容を学ぶことができますので、国際協力の経験がないという方でも安心して参加できます。
「世界に笑顔をひろげるシゴト、青年海外協力隊!皆様のご参加をお待ちしています!。」