「コンクラーベで、ローマ教皇が決定」

ローマ教皇庁(バチカン)は日本時間今朝未明に、フランシスコ前教皇の死去に伴う選挙「コンクラーベ」で、アメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿を第267代教皇に選びました。教皇としての名前は「レオ14世」となりました。

新たなローマ教皇レオ14世は選出が発表された直後、サンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を表し、広場から大きな歓声が起きました。広場やその周辺に集まった数万人の人々に向かって演説。「我々は対話を通して橋を築かねばならない」と訴えました。

初めてのアメリカ出身となる「レオ14世」が選ばれたことを受け、トランプ氏は自身のSNSに「本当に光栄だ。喜ばしく、我が国にとって大きな誇りだ」「教皇レオ14世と会うことを楽しみにしている。とても意義深い瞬間になるだろう!」と投稿しました。

世界に14億人の信者を抱え、宗教だけではない影響力を持つローマ・カトリック教会トップとなった新教皇。指導者の頂点として、地上でのキリストの代理人として位置づけられていて、カトリックの総本山パチカン市国の元首であり、教皇庁を統治します。

多様な価値観の中で教会離れが進む現代社会での布教活動などで多くの課題の中で期待されるているのは、紛争に引き裂かれた現代の世界で、平和、貧困層、人権保護のために宗派を超えた影響力を発揮すること。亡くなったフランシスコ前教皇が「信仰や境遇にかかわらず、すべての人に寄り添い、傷を癒やすことができる場所」としたカトリック教会の理想の姿を普及させるも役割があります。