「東京港、クルーズ船の受け入れ拡大」
東京都は東京港でクルーズ船の受け入れ体制を強化します。晴海ふ頭に新らしい客船のターミナルを整備するほか、入港の予約制度も見直します。新型コロナウイルス禍以降、国際クルーズ船などが増え、予約が重なり入港できない事例が出ていました。ハードとソフトの両面で受け入れ体制を拡充し、寄港需要の高まりに対応します。
11月に開業する新たな客船ターミナルは、従来の「晴海客船ターミナル」を解体して建設されます。航路上にあり通過する船舶の高さに制限のあるレインボーブリッジの下も航行できる中小型船向けの発着場所として運用。2020年9月に開業した江東区にある、大型船が受け入れ可能な「東京国際クルーズターミナル」と客船の規模別にターミナルを使い分けられるようになります。
2024年の日本の港湾へのクルーズ船の寄港回数は博多港が204回、那覇港が175回、長崎港が160回などで、2023年度の東京港への客船入港回数は51回で、入港実績が公表されている2012年以来、過去最高を更新しています。