「できたてドリンクでコンビニ充実」(日本経済新聞)

コンビニエンスストアの店内で作る飲料を充実させています。ターゲットはカフェやファストフード店を好む若者客で、「レジ横」のドリンクをさらに充実させて、「ついで買い」による客単価の向上を狙います。

セブンイレブンではドリンク機器の全国配置が春までにほぼ完了させる予定です。そのうち1万8000店に導入するのはスムージーを入れる機械で、狭い店や駅構内の店舗を除いて、7ヶ月という短期間で急ピッチですすめてきました。背景にはコンビニ来店客の高齢化があり、来店客のうち50歳以上が36%に対して、20歳未満は6.8%にとどまり、その取り込みが課題となっています。利用実態調査から「淹れたてのコーヒー」を買う人がが全世代男女平均で18%となっていることから、立ち寄る動機を充実させるためには、ドリンクが欠かせないという結論になりました。

ローソンも昨秋にコーヒー豆のブレンド、コーヒー専門店監修で焙煎方法を見直し店内で入れるコーヒーを刷新。スイーツと同時購入する来店客を取り込みます。またファミリーマートはカフェラテを刷新したり、かき氷状の「フラッペ」を補強したりそれぞれ特性を活かした商品開発が進んでいます。