「5年に1度の和牛五輪がスタート」(朝日新聞など)
5年に1度開催の全国から代表438頭の牛が集まり、体形や肉質を審査するという「第12回全国和牛能力共進会(通称和牛五輪)」がきのう鹿児島県霧島市などでスタートしました。体格や毛並みの良さを審査する「種牛の部」、肉質を競う「肉牛の部」では、月齢や性別などで合計9区分に分類して審査。最高賞に当たる内閣総理大臣賞を「種牛」と「肉牛」でそれぞれ1頭を選出します。また今回新しく後継者育成を目的に「高校および農業大学校の部」が設置されました。
和牛と言えば、松阪牛や神戸牛、米沢牛などが全国では知名度が高いものの、宮崎が2007年と12年に総合優勝、2017年まで3大会連続で最高位の内閣総理大臣賞を獲得してきました。またお隣の鹿児島は2017年大会で9部門中4つで1位となり総合優勝を果たし、好成績を収めれば、国内だけでなく海外への輸出拡大にもつながるとの期待があり、10日月曜日まで、日本一をかけた戦いが繰り広げられる予定です。
*鹿児島は黒豚、宮崎は地鶏というイメージの方が強いものの、肉用種の飼育頭数は鹿児島県がおよそ34万頭で全国トップで、宮崎県がおよそ23万頭と続いていて、2つの県で全国のおよそ30%を占める一大産産地です。