「スマホ乗り換えが最短2分で」(日本経済新聞)

スマートフォンの契約者情報が入った「SIMカード」。

スマートフォン購入時に契約した携帯電話のキャリア以外の「SIMカード」が自由に使える「SIMフリー」が、日本でもようやく一般的になりました。

しかし安い携帯電話のキャリアに乗り換える段階では、携帯ショップなどで「SIMカード」を購入して差し替える必要がありました。また国外で携帯キャリアに接続する際、その国の「SIMカード」を2枚目として追加する「デュアルSIM」という機能を持ったものもあります。

いずれにしても物理的な小さなカードが必要でしたが、アメリカのクアルコムが中核半導体に「SIMカード」内蔵する技術を開発、実用段階に入りました。

これはスマート「インテグレーテッド(統合)SIM」(iSIM)と呼ばれ、ネットのページから名前やクレジットカード情報などを入力。免許証などの身分確認書を画像で送るなどして契約を済ませることができ、携帯ショップに出向いて「SIMカード」を購入する必要がなくなります。また複数の通信会社と回線を契約し、アプリ操作などで用途に応じて切り替えることも技術的に可能になります。

そして物理的なスペースが生まれることで、より高性能化や技術革新で料金の引き下げもまた期待できるとのことです。