「小銭の両替に金融機関以外が進出」(朝日新聞)

ため込んだ小銭をお札や買い物券と交換する両替機が、スーパーの店頭などにお目見えしています。3年前に日本に進出したアメリカの企業「コインスター」が撤去が進むATMの跡地などに全国展開。9月中では221店の設置ですが、今後数年で国内で4000台の設置をめざすとのことです。

利用者が支払う手数料は両替額の9.9%。大手銀行では窓口で大量の硬貨を入金、両替する際には枚数に応じて手数料を取ります。つまり少額硬貨で枚数が多い場合には「コインスター」の方がお得、ということになります。

東京と神奈川で展開するスーパーでは1店あたり112件の利用があり、両替金額は1回平均9800円ほどだということです。回収した硬貨は、委託先業者が小売店向けの釣り銭として50枚単位の束に包装。担当者は「家で眠ったままの現金を市中に戻すことで、新しく硬貨を鋳造する費用を減らすことにもつながる」と話しています。