「大豆由来の植物肉に注目が集まる」(日本経済新聞)

大豆由来の「植物肉」原料を開発するスタートアップ企業「DAIZ」は、独自技術の植物肉を使った自社ブランドの家庭向け商品を開発、今月から首都圏のスーパーで総菜として販売します。

大豆からつくった植物肉「ミラクルミート」を原料とした商品を食品メーカーや外食チェーンなど業務用にに販売してきましたが、自社ブランドで消費者への認知度向上をめざします。

従来の「植物肉」は食感がもの足りなさや独特の風味が、さらなる普及への課題とされてきましたが、注目企業の「DAIZ」は独自の製造技術で食感や風味を改善してきたました。今後は食品メーカーとの積極提携で、さらなる品質改善に取り組み、商品開発と販売促進の両面での飛躍をめざします。

国内の調査会社によると、国内の植物肉の市場規模は20年に346億円で、小売店舗での商品展開や外食での提供などが進むことで、25年には1.3倍の463億円、30年には2.3倍の780億円まで拡大するとしています。またアメリカでは、ビヨンド・ミートがケンタッキー・フライド・チキンに植物肉を使った「ビヨンド・フライドチキン」を供給するほか、インポッシブル・フーズがバーガーキングに商品を提供するなど大手外食も採用し始めました。