「海外進出の日本食、Sushiの次はおにぎり!?」(日本食糧新聞)

コロナによるロックダウンは、レストラン業界に大きな影響を与えていますが、日本よりも厳しい措置がとられているフランス。レストランやカフェなどはテイクアウトのみに制限されてますが、そこで新しいブームがおこりはじめています。それは人気の日本食、それも「おにぎり」です。日本でもチェーン展開しているテイクアウト専門「おむすび権兵衛」の海外支店がパリ市内のオペラ地区にあり、そこには行列ができることもあるようです。とはいえ単なる一過性の流行ではなさそうなのが、昨夏からローカライズされた「おにぎり」がフランスの大手スーパーマーケット「MONOPRIX(モノプリ)」で販売がスタートしていることです。こちらはご飯が酢飯となっていて、そして具材はマヨネーズベースのツナやサーモン、ビーガン対応の野菜が中心です。

ブランド名は「SHAKI SHAKI」。公式のWEBサイトでは「日本のサンドイッチ」と紹介されていて、日本のコンビニと同じフィルムのパッケージをはがして、パリパリの海苔を巻いて食べるというスタイルで売られています。

レストランで提供されるメニューの多くはフォークやナイフが必要で、温かくして食べることを想定された料理が大半なので、持ち運びが簡単で、冷めていてもおいしく食べられる「おにぎり」は貴重な存在と思われます。