「飲みニケーション、どこへいく(朝日新聞文化部面)」

日本において「飲み会」はコミュニケーションの場として古くから機能してきたという歴史があり、平安時代には現在の「接待」に通じる宴会があったことが歴史的な資料に記されています。また「無礼講」という宴会の席での参加者は平等、という考え方も古くからあったようです。

ただし「お酒と人々の関わり」については社会の変化と共に変わっていて、厚生労働省の2019年の調査では「飲めるけど宴会で飲まない」という人は20代の4分の1、30代の5分の1に達するとのことです。

さらに追い討ちをかけるようにコロナ禍で「人と集まって飲むことの意義」が問い直されていて、新たなお酒との付き合いである「ひとり飲み」「家飲み」「オンライン飲み会」、そして野外にイスを出してお酒を飲みながらくつろぐ「チェアリング」という楽しみ方が生まれてきました。

「飲み会とコミュニケーション」を組み合わせた高度成長期の言葉はお酒の力を借りないとコミュニケーションが取りにくい上下関係を重視する男性中心の社会の象徴で、ともすればパワハラやセクハラの温床になってきました。

*官公庁での送別会という名の「飲み会」は今年も問題になりました

*「いまこのとき」を楽しめるお酒のよさの代わりは見つかるのでしょうか

*オリジナルは録音されたものの完成せず、グレンフライと共作によって

イーグルスの1972年のデビューシングルとなりました