K-POPの輸出、急拡大」(日本経済新聞)

韓国関税庁によると音楽関連の韓国で生産されたCDとDVDの輸出額は、2020年の1~11月に1億7100万ドル(およそ180億円)と前年同期比で95%増となりました。韓国関税庁の調査ではダウンロードやストリーミング配信は含まれておらず、韓国コンテンツ振興院調べによるダウンロードなども含む音楽コンテンツの輸出額は19年では6億4000万ドル(およそ670億)。今年20年は大幅に伸びるとみられています。

国別では日本が最大の輸出先で6051万ドルと63%増えています。2位のアメリカは5703万ドルと2.9倍に拡大。そして中国、台湾などが続きます。「BTS」がビルボードのヒットチャートで上位に定着するなどして、K-POPの人気は世界的に高まっていますが、「ネクストBTS」と呼ばれるアーティストも出てきていて、当面はK-POPの輸出額は拡大が続きそうです。

コロナ禍で世界的にライブイベントが中止になるなかで、K-POPアーティストはいち早く有料オンラインライブに活路を見いだしました。「東方神起」や「少女時代」を抱える大手芸能事務所SMエンターテインメントは5月にオンラインライブを開催。BTSが10月に開いた有料オンラインライブは99万人が視聴しました。巧みなネット戦略で話題を集めてCDやDVDの販売拡大につなげています。