「郵便が届くのがこれから遅くなる見通し」(朝日新聞)

総務省は郵便物の土曜配達廃止を認める郵便法改正案を、今月下旬からの臨時国会に出す方針を固めました。同時に差し出し日から3日以内に届けるというルールも4日以内に変わります。また翌日配達も原則廃止となります。

ただし速達の土曜配達は維持し、速達料金は値下げを検討する予定です。これは日本郵便が人手不足などを理由に、ルール改正を政府に求めていました。実現すれば配達員や仕分け担当者の負担が減り、年600億円を超えるコスト削減が見込めるということです。

*最近ポストの大きい方の投函口がいっぱいで入らない

レターパックやクリックポスト、ゆうパケットなど、ポストに投函できる郵便物がのラインナップが増え、フリマアプリやオークションの出品者が落札者に送ることも多くなったせいか、都心などではポストが満杯になることもあるのでは。このあたりも課題かも知れません。

また日本郵便日本から海外に送る小形包装物は来年4月1日から平均でおよそ4割、最大で5倍値上げすると発表しました。海外向け小形荷物などの料金改定は25年ぶり。宛先国の郵便事業者に払う配達手数料は途上国に向けて配慮して安く設定する、ということになっていたものの、国内郵便よりも海外からの投函の方が安くなる、ということもありました。トランプ政権でこの取り決めに異を唱え、配達手数料を値上げしたため、アメリカ向けが特に高くなりそうです。例えば航空扱いの小形包装物では、アメリカ向け50グラムまでの場合150円だったものが750円になる予定です。