*電気自動車、普及をにらみ各社が新車投入(日本経済新聞)

ホンダは初の量産型EV「ホンダe」を10月30日に国内発売すると発表しました。希望小売価格はおよそ450万円からと米テスラの「モデル3」の500万円前後よりも低めの設定となります。

新型コロナウイルス感染拡大で、世界の自動車市場が縮小する中、自動車各社は電気自動車(EV)の投入を急いでいます。ホンダやトヨタ自動車など日本勢は今年から来年までEVを相次ぎ販売し先行するアメリカのテスラや中国勢を追撃。

イギリスの調査会社JATOダイナミクスによると、欧州27カ国の6月新車販売台数は前年同月比24%減。一方でEVやハイブリッド車(HV)など電動車だけだと、前年同月比65%増加となります。また新車販売全体に占める電動車の割合は16%で1年前の7%から9ポイント伸びました。諸外国では需要を下支えするEV普及策として補助金などが充実しています。

ヨーロッパでは、コロナで打撃を受けた経済を環境重視で回復させる「グリーンリカバリー」で補助金を増額。世界最大のEV市場である中国でも今年末で終了予定だった新エネルギー車(NEV)への補助金制度の2年延長を決めました。