*アメリカのミネソタ州ミネアポリスで白人警官によって殺害されたジョージ・フロイドさんの事件は衝撃的でした。

全米各地で抗議デモが行われ、一部で暴徒化したこともあって、ニューヨーク市では夜間の外出禁止令が出て、他の都市でも州兵動員で 厳戒態勢が続いています。

音楽業界では、現地時間62日「Black Out Tuesday(ブラック・アウト・チューズデイ)」というストライキを決行し、抗議を表明しました。

ソニーミュージックやユニバーサルミュージックグループ、キャピトル・レコードなどの大手レーベル・レコード会社や、ビルボードなどの音楽関連会社が参加を表明し、SNSではミュージシャンや音楽業界関係者を中心に「#TheShowMustBePaused(ショーは中断しなければならない)」というハッシュタグが誕生しました。

そしてInstagramではハッシュタグやBlack Out Tuesdayとともに、一面真っ黒の画像を投稿するという人々が著名人から一般人まで続出。

多くの人々が黒人への不当な暴力や差別への反対を表明しました。ところが、例えば#BlackLivesMatterは、平和的な抗議活動に対して必要以上の力を行使する警察の実態を浮き彫りにし、活動への参加を呼びかけるための極めて重要なツールになっています。本来伝えようとしていたデモやイベント、その他の重要な活動手段について情報が埋もれてしまう、ということも起こってしまいました。

大多数の抗議活動参加者は平和的で、暴動や略奪をさせないようにしたり 警察側も力で制圧するばかりではない様子も報じられています。

事件の動画配信がきっかけの今回の抗議活動は、共感も拡散も、そしてトランプ大統領による分断にいたる恐れのあるコメントまで、SNSで展開されることで、収束がなかなか見えなくなりそうです。

*リモートと巣ごもりで家電の売れ行きに異変が

家電量販店やオンラインショップの実売データでは、学校の休校が発表された3月以降、リモートワーク関連製品の販売が好調です。

テレワークの会議用、また遠隔授業用としてノートPCUSB接続のウェブカメラ、液晶ディスプレイなどが、最初に品薄となりました。そしてその通信環境を改善するために、wifiではなく、ルーターに直接つなげることができるLANカードや、パソコン付属のマイクやスピーカーではなく、音質の向上が目的のUSB接続ヘッドセットが売れ筋に...。

TAROさんの周りでもさまざまなこだわりが。例えば...

指向性の強いプロ仕様のマイク(小さな三脚の上に備え付ける)

リングライト(「女優ライト」とも言われるもので顔を明るく見せる)従来はユーチューバ−向けの売れ筋となっていた手ごろな値段の「よりはっきりと聞こえ」「より美しく見える」というガジェットがリモートワークで浮上している形です。タレントやスポーツ選手が自宅での活動を公開していることも後押ししているのかも知れません。

音声はもちろん、動画編集もスマートホン上で簡単にできるようになり、ますます高度な表現が増えていくのかも知れません。