ソフトバンクグルーブ、楽天が赤字決算(新聞各紙)

ソフトバンクグループは6日に、2020年3月期 第2四半期の決算を発表。創業以来となる営業利益が1兆4,363億円のマイナスとなりました。また楽天がきのう発表した2019年1~9月期の連結決算では、最終損益が141億円の赤字となりました。

*規模の大小こそあれ投資先の会社の業績不振が赤字の原因のひとつ

ソフトバンクグループが大赤字となった原因は、SVF(ソフトバンク・ビジョンファンド)などが7.5ビリオンドル(およそ8100億円)の投資したものの、業績が上向かない。

アメリカのシェアオフィス大手「WeWork」。孫正義氏によれば、「事業そのものはすばらしく創業者の攻めの姿勢、アーティスティックな側面を評価していたもののマイナスの多くに目をつむり、プラスの面を過大評価してしまった」とコメント。

また楽天は金融事業が好調だったものの、アメリカのライドシェア大手リフトに11%を出資していて、その株価下落に関連しておよそ1000億円の損失が発生。ライドシェアは成長分野とはいえUberなどとの競争も激しさにさらされています。スタートアップへの投資は一筋縄にはいきません。ソフトバンクグループも楽天も、今後も業績が大きくぶれる要因となりますが、新規ビジネスへの選択眼には定評があり、チャレンジしてきた経営者の、今後経営手腕が問われそうです。