「Close Up This Week

ノーベル化学賞受賞決定から一夜明けたきのう、記者会見を行った旭化成・名誉フェローの吉野彰さん。リチウムイオン電池の原型を開発した業績が評価されたものです。スマートフォンなど生活に身近な電子機器から自動車、宇宙関連まで幅広く使われているリチウムイオン電池。これによって昨日の株式市場で旭化成やリチウム電池関連会社の株が買われるという波及効果をもたらしました。

また太陽エネルギーや風力エネルギーを蓄えることができるリチウム電池。環境問題への貢献度や今後の活用への期待が高まっていて、吉野さんはこれに「答えを出す」とコメントしています。

*小学校4年の時に先生が進めてくれた「ロウソクの科学」という本が科学に興味を持つきっかけとなったともいわれています。ロウソクがなぜ燃えるのかという科学の原点について書かれている19世紀イギリスの偉大な科学者マイケル・ファラデーの本で出版社が急遽3万部の増刷を決定しました。(電子部品コンデンサの単位ファラドはファラデーにちなんだもの)。