「Close Up This Week」。
新聞各紙が一面で報じていますが、昨日午前、京都市伏見区にある、京都アニメーションのスタジオで火災が発生し、京都府警によると33人が死亡したということです。駆けつけた警察官が付近にいた男の身柄を確保。「火を付けた」と話していて、現住建造物等放火や殺人などの容疑で近く現場検証を行う予定です。
＊京都アニメーションとは1981年創業の京都府宇治市に本社を置くアニメ制作会社。丁寧な作画と巧みなストーリー演出で知られ、「京アニ」の略称で国内外のアニメファンから親しまれ、社会現象化した「けいおん！」や「涼宮ハルヒの憂鬱」などヒット作品を多数手掛けてきた。「らき☆すた」では、舞台となった埼玉県にファンが訪れる「聖地巡礼」のブームの火付け役、となりました。
＊現在の余波
アニメ映画「劇場版 Free！ ―Road to the World― 夢」が5日から公開中。
松竹などは「京アニ」が制作し来年公開予定のアニメ作品の予告編上映を中止。松竹では今秋以降に配給する予定の「京アニ」が制作したアニメ映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 ―永遠と自動手記人形―」など2作品について、公開延期も含めた対応が迫られていると考えられます。
＊海外の反響
日本のアニメ人気が高い海外でも、ニュースは大きくとりあげられました。支援の動きが出ている。アメリカテキサス州にあるアニメ配給会社、センタイフィルムワークスは、インターネット上で不特定多数の人から資金を募るクラウドファンディング「Help KyoAni Heal」のプロジェクトを立ち上げました。（開始から15時間で、目標額の75万ドルを上回るおよそ94万ドルが集まる）