【Close Up This Week】
(新聞各紙5月20日)
パリ発カイロ行きエジプト航空の乗員・乗客66人を乗せた飛行機が、飛行中に消息を絶ちました。関係当局は地中海に墜落したとみて、捜索を続けています。原因についての手がかりは得られていません。フランスのオランド大統領はテロと断定しましたが、エジプトのイスマイル首相は、原因について明言は避けました。
(日本経済新聞5月20日)
政府の規制改革会議は昨日、答申をまとめ安倍首相に提出しました。一般住宅に旅行者を有料で泊める民泊を全面解禁する方針を示しました。届け出制とし、住宅提供者ら施設管理者には、宿泊者名簿の作成や衛生管理を義務付けた上で、住宅地での営業も容認します。営業日数の上限は年90泊の英国や年60泊のオランダなどの例を参考にして、90~180日の間で調整が進む可能性が高いとされます。
(朝日新聞5月20日)
アメリカのグーグルは、カリフォルニア州マウンテンビューで18日から開発者向けの会議をスタート。ここ数年力を入れてきた人工知能開発の成果を示す、新サービスや製品の発表を相次いで行いました。今年の夏から始める対話アプリの「アロー」は、受け取ったメッセージや写真を人工知能が自動で解析し、コメントを提案する「スマートリプライ(賢い返信)」機能が目玉。家庭向けの据え置き型音声認識端末「ホーム」も年内に発売する予定です。
【JK PICKUP】
沖縄県うるま市の会社員、島袋里奈さんが4月下旬から行方不明になっている事件で、沖縄県警はきのう、元米海兵隊員で現在嘉手納基地に軍属、つまり民間人として働く32歳の男性を、遺体遺棄の疑いで逮捕しました。
沖縄県の翁長知事はこれを受け「この怒りは持って行き場がない。痛恨の極み。沖縄の知事として大変残念だ」とコメント。
岸田外務大臣はきのう夜、外務省に米国のケネディ駐日大使を呼び抗議。ケネディ大使は「捜査に全面的に協力し、再発防止のために努力する」と応じています。中谷防衛大臣も防衛省にドーラン在日米軍司令官を呼び抗議。ドーラン氏は、「遺憾の意を覚えるとともに心が痛んでいる」と述べました。
14年12月に基地の外での飲酒などを制限する、米軍の勤務外行動指針の「リバティー制度」が一部変更されています。特に米軍構成員の飲酒制限は大幅に緩和されました。それ以降、1年間で飲酒運転で逮捕された米軍人・軍属が、緩和前の年に比べておよそ4割増加していることが沖縄タイムスの取材で明らかになっています。