(新聞各紙7月24日)

ロシアの宇宙船ソユーズは日本時間きのう朝6時すぎカザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、11時45分ISS国際宇宙ステーションにドッキングしました。乗船している日本人宇宙飛行士油井亀美也さんは地上の家族と交信し「地球きれい、言葉がない」とコメントしました。

(読売新聞7月24日)

内閣府はきのう、テロ対策に関する初の世論調査の結果を発表。「日本でテロが発生する懸念」について、79.2%が「不安を感じる」と答えました。イスラム過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件や日本人が旅行先で事件に巻き込まれるなどが背景にあるとのことです。調査は2016年の伊勢志摩サミットや2020年の東京オリンピック・パラリンピックでのテロ対策に活用しようと全国の成人男女3000人を対象に実施されました。

(日本経済新聞7月24日)

IHIと伊藤忠商事はトルコ西部のダーダネルス海峡(トルコ名チャナッカレ)で世界最長級のつり橋の事業化調査を始めました。メインとなる2つの塔の距離は2千メートルを超え、現在世界最長で兵庫県にある明石海峡大橋の1991メートルを抜く見通しです。年度内に費用などを詰めて、トルコ政府に提出することになっています。工事入札は来年以降の見込みです。

(日本経済新聞ほか7月24日)

日本経済新聞社はきのう、イギリスの有力経済紙FT(フィナンシャル・ タイムズ)を発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを買収することで 親会社のピアソンと合意しました。買収にかかる金額は8億4400万ポンド(およそ1600億円)でFTの全株式を取得する予定です。メディアブランドとして世界屈指の価値を持つFTを日経グループに組み入れ、グローバルな報道の充実をめざすとともに、デジタル事業など成長戦略を推進するとしています。これにより新聞発行部数のみならず、電子版の有料読者数も含めて世界最大の経済メディアが誕生します。ピアソンは1957年にFTを傘下に収めていましたが、これからはメディア部門よりも教育事業に注力していくとのこと。日本でも展開しているのは ビジネス・スクール(経営大学院)への入学希望者を対象に行われる入学適性テストGMATという英語の能力試験の運営と参考書販売です。