(日本経済新聞5月7日)
世界経済フォーラムが発表した2015年の旅行・観光競争力ランキングで、日本は世界で9位と前回の14位から順位を上げました。07年の調査開始以来、過去最高。「客の待遇」の項目で首位となり、「おもてなし」の心が高く評価されました。調査の対象は141の国と地域です。4月27日に発表された観光客を受け入れる国のランキングでは27位となりました。
(中日新聞5月8日)
トヨタのミライが10月からアメリカのカリフォルニア州で販売開始。世界初の量産型燃料電池車「ミライ」について、当初はサンフランシスコなどカリフォルニア州の8店舗で限定販売する、と発表しました。環境規制が厳しく、需要が高い地域に集中投入する方針を示していて、水素ステーションに近いことや、先端技術を駆使した自動車の販売実績がある販売店を選んだというものです。
(読売新聞5月5日)
アメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルは、松竹と組んで、今年8月と来年5月にラスベガスで歌舞伎を翻案したショーを上演すると発表。ラスベガスでの歌舞伎ショー上演は初めて。新たな演目として歌舞伎に着目したMGMが持ちかけ、東京五輪に向け訪日客獲得を目指す松竹が応じた。「ベラージオホテル」の噴水ショーと、主人公と鯉の精が格闘する演目「鯉つかみ」を融合。主演は市川染五郎さんです。
(日本経済新聞5月8日)
財務省は公立小中学校の教職員数を、2024年度までの9年間で2015年度のおよそ4万2千人削減できるとの試算をまとめたことが分かりました。少子化で学級数が減るためで、少人数指導など現在の教育環境を維持した上で定数削減は可能だとみている。教員不足で増員を求める声が根強い教育現場からの反発が予想され議論は難航しそうです。今年度の国の義務教育予算はおよそ1兆7千億円で、人件費が9割。
(読売新聞5月8日)
一方教職大学院を全国の国立大学の18校が2016年度での新設を文部科学省に申請しています。現状でも定員割れの教職大学院が目立つというなか、相反するニュースといえそうです。