航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに、解説していただきます。今朝は「旅行で北陸支援」というトピックについてお伺いします。

J.K. 地震発生からそろそろ丸2ヶ月、北陸への旅行も考えたいですね

鳥海: 被害が甚大で、まだインフラの復旧が進んでいない奥能登地方はまだですが、それ以外の地域は旅行は可能です。落ち込みを支援するため新潟、富山、石川、福井の4県で宿泊する場合割引率が50%で上限1名につき最大2万円などの「北陸応援割」が決まりました。「北陸応援割」は 石川県以外は3月16日からスタートします。石川県もそろそろ発表されると思います。これは訪日旅行者も対象となっていて、旅行会社のサイトでは宿泊だけでなく、パッケージ旅行も順次案内されることになりそうです。

J.K. コロナ下での観光支援策「全国旅行支援」とはどう違うのでしょうか?

鳥海: 「全国旅行支援」の時では、現地で使えるお買い物の割引クーポンがありましたが、今回それはありません。ただし富山県や福井県では、独自のクーポンが用意されていて、北陸支援割との併用も可能です。

J.K. とはいえ現地に行くまでのアクセスの問題もありますよね。

鳥海: これについては既に航空会社も鉄道会社も割引料金をスタートさせています。例えばJR東日本では、北陸新幹線が石川県の金沢から福井県の敦賀まで伸びる前の3月15日までですが対象地域までの往復が2万円の「北陸応援きっぷ」もありますし、ANAやJALでも通常よりもお得な運賃を出すなど、通常よりもかなりお得に旅行ができます。