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LATEST:210103

本年もよろしくお願いいたします 2021 RADIO SAKAMOTO

「坂本龍一です。2ヶ月に一度お届けしている、レディオ・サカモト。皆さん、明けまして、おめでとうございまーす!今回は、東京の六本木ヒルズ、J-WAVEスタジオからお届けしています。年末年始、いかがお過ごしだったでしょうか。本当にあっという間にね、あっという間なのかな。これね、2020年、本当に長いような短いような。だけどものすごく、2020年の1月前半が、ものすごく遠く……遠い時のように感じますよね。まあ、2021年になりまして、今年もよろしくお願いします。さて、今回の放送ですが、最近は番組の雰囲気をがらっと変えてお送りしていましたが、お正月はですね、新春対談。まぁ前もやってましたね。も含め、いつもよりゲスト多めで、ちょっと賑やかにお送りしていこうかなと思います。前半は、ゲストお一人。雑誌、GQ JAPANの編集長・鈴木正文さんをお迎えしています。鈴木さんとはね、うーん最近では、2017年かな、に対談しています。えーと僕のアルバム『async』をリリースした時のだったので、まぁ音楽の話題が中心だったんですけれども、今回はまぁ近況を含め、えーそうですね。人類の話やですね、まぁ来し方、人間の歴史も含めてですね、まぁ或いは文学の話とかまぁ、とても知的な方なんで、話が多分面白くなると思って期待してますけども。それからですね、あの、今回はデモテープオーディションをちょっと盛り上げて、枠を拡大してやろうかなということで、いつもどおり、U-zhaanと長嶋りかこさん、そしてスペシャルゲストに蓮沼執太さんをお呼びしています。で、2020年、年間通してそれぞれが、いちばん好きだったものを挙げてもらおうかなぁと、「総集編」ということで、2020年の優秀作の発表をしたいと思います。番組後半はプレイリストコーナーですね。いつもよりたくさんオンエアしていきたいと思います。30〜40分くらい。また前回みたいに、1時間音楽かけっぱなしっていうのも、ぜひこれからやりたいと思いますけども。そして、年末の配信LIVEでも少しCMで流しましたけども、昨年2020年、1年間の僕、坂本龍一の活動をまとめたコンプリートアートボックス「Ryuichi Sakamoto Art Box Project 2020」が、今年の3月に発売となります。アートボックスの第2弾ということですね。詳細は commmonsのオフィシャルサイトをチェックしてみてください。」


■Ryuichi Sakamoto | Art Box Project 2020
https://shop.mu-mo.net/st/special/rsartboxproject2020/

<新春対談:鈴木正文さん (『GQ JAPAN』編集長)>

坂本「あのー、エンジンっていう雑誌時代からね、鈴木さんのね、鈴木さんていうとちょっと他人行儀だから、いつもの通り、すーさんって呼ばせていただきますけど、僕たちすーさんすーさんって呼んでるので、すーさんがお書きになるね、その巻頭言といいますか、編集長の巻頭言のところが、本当に好きで、それは今のGQも受け継がれて、毎月書かれてますけど、一番最近のやつですかね、ガランスのやつ。」
鈴木「あぁ、そうですそうです。」
坂本「あれいい文章だったー……っていうかね、まぁあの、書いている空間とか雰囲気が、僕ももちろん行ったことあるから、イメージとして頭に思い浮かぶので、本当になんかこう、気持ちが同調していくようなね、そういう文章で、とてもよかったですね。」
鈴木「あぁ、ありがとうございます。」
坂本「だから、先日も東京がどんどん変わっていく……オリンピック毎に東京が壊されていくという話をしましたけども、まぁ、オリンピックじゃない今度はコロナによって、大好きだった空間が無くなっていく、というにも本当に辛いですね。」
鈴木「そうですね、ええ。」
坂本「まぁ、そういうことの繰り返しなんでしょうけど、歴史っていうのは。」
鈴木「"渚にて"とかね、ああいう感じですよね。」
坂本「そうですね。まだまだすーさんには、僕が好きな空間も少しは残ってるけども、そういう東京の変化と比べると、海外の都市で例えばパリとかね、もちろん開発はあるんですけど、だけど頑固に昔の空間を守ってる店が非常に多いじゃないですか、パリなんて。」
鈴木「多いですね、ええ。」
坂本「だから未だにその、古書店とかカフェとかね、バーとかね。」
鈴木「残ってますね。」
坂本「昔のまんまで残ってますよね。」
鈴木「そうですね。」
坂本「だから、ここにアンドレ・ブルトンが座ってたって言われても、もうその通りに残ってるじゃないですか。」
鈴木「モディリアーニのいたところとかね。」
坂本「そうね(笑)、あの壁のシミとかもね。」
鈴木「そうです。」
坂本「全然、綺麗にしないし。なんなんだろうなぁ、その違いはって本当にいつも思うんだけど、うーん。で、パリ市なんかも随分保護をまぁ強くやっていて。」
鈴木「そうですね。」
坂本「ここの通りは、この色じゃないとダメだ、とかね。こんな色は禁止、みたいなね。あの有名なシャンゼリゼで、あのマクドナルドを出した時に、まぁ茶色ですよねファサードはね、うん。なんか黄色はダメっていう。」
鈴木「そうでしたね。長野県がそんな感じですよね。」
坂本「あぁ、あそこは文教県だからね。でもそのくらい強くね、やんなきゃいけない面もあると思います。今の東京を見ていると。」
鈴木「そうですね。」
坂本「あるいはね、地方に行くでしょ……まぁ地方じゃなくてもそうなのかなぁ。あの、国道とかね、その幹線道路の道路沿いに、大きなのぼりが、だーっと並んでんですよ。」
鈴木「はい。」
坂本「で、だいたいあの中古車用とか、そういう車関係だったりするんですけれど、台無しな訳ですよね、景観が。」
鈴木「そうですね。だからあの自然が搾取の対象になっているんですよね。」
坂本「そうですね。」
鈴木「つまりその、隙あれば、それを資本に転嫁しようっていうね(笑)」
坂本「そうです。全くそうです。」
鈴木「お金に変えることに役立てようっていう、そういう自然の組織か、商業主義的な組織かですけども。」
坂本「それが資本主義ですからね。」
鈴木「それがもう……いたるところを埋め尽くしてる(笑)」
坂本「資本主義っていうのは、あらゆる空間とあらゆる時間もお金に変えようというね、運動だと思うわけです。それで、時間と空間はほぼもう地球全体埋め尽くしたんで、今度はさ、僕らの創造空間……頭の中……まで来てるわけですよね。」
鈴木「そうやって、手つかずの自然っていうのはね、もちろんその幻想でしかないんですけども。」
坂本「うん、ないんです、そんなもの。無くなっちゃいました。無くなって久しいんですよ。」
鈴木「(笑)まぁ、その手つかずの都市っていうのも変ですけども、都市もチャンスがあれば、そうやって変えていこうとしてるんですね。まぁ今回のオリンピックが、まぁあるかどうか分かりませんけども。」
坂本「うん。」
鈴木「それはもう絶好のチャンス……だったんだと思うんですね。」
坂本「渋谷とかね、まその関わっている方には申し訳ないけど、まぁあっちこっちにそういう……なんていうかな、あるでしょ、そういう島みたいな、あの開発の島みたいなのが、東京の中に。ああいうのを見ると、なんかまぁシンガポールみたいなんですよね。」
鈴木「うん、そうですね。」
坂本「で、シンガポールでも本当に人工都市のようで、まぁ金融の町ですよね。国でもあるんだけど、まぁ町というか都市というか。で、ちょっと語弊があるけど、ほぼ何もなくて金融だけで成り立っているような。」
鈴木「はい。」
坂本「実はまぁかなり昔から、唐の時代から、その貿易の町だったんですね。その伝統でずっとそうなってるわけですけども。で、あのシンガポールのゴテゴテのビルを見るとですね、もう建築が消費財だなぁと思えるんですよ。」
鈴木「うん。そうですね。」
坂本「で、それが今の東京のこの開発見てると、その同じようにしか見えない。多分、30〜40年使えば、元とって、作り変えることを前提になってるように見えるんですよね(笑)」
鈴木「うん。東京のその所謂、その混沌としたエネルギーのあったかつての東京ですね……それがこうやって綺麗に整除されていって、そうすると町の力自体がやっぱり弱まってく。そうなると、例えば日本のファッションというのは、日本のストリートファッションというのは、今の世界のストリートファッションのお手本だったわけなんですけれども、やがてそういう……混沌ですね、様式的な混沌のあるいは秩序から生まれるエネルギーが作ってきた、そのなんか、なんていうんですか、文化的な発信力、あのファッションでもファッション的な発信力が失われていくことに繋がるんじゃないかと思うんですね。」
坂本「音楽も全く同じですね。」
鈴木「あぁやっぱり。」
坂本「あぁそれでね、昔はね、まぁ一番東京が面白かったのも80年代だと思うんですけど、あの頃は、東京も面白かったけども、ロンドンの音とかね、ニューヨークの音とか、ベルリンの音とか、まぁファッションもそうですけど……あったんですよ、都市の個性が。いつしか消えちゃったんですよねぇ。」
鈴木「うん、そうですね。」
坂本「90年代を通してかなぁ。」
鈴木「そうですね。やっぱりグローバライゼーションなんですよね。」
坂本「そうですよね。今はもう、その町の音っていうような言い方は全然しないですよね。もう、個人ですね。そいつがどこにいるかって関係ない、何人かもあんま関係ないですね。」
鈴木「あぁそうですか。」
坂本「そうなってますけど。」
鈴木「なるほどね。」
坂本「多分ファッションもそうなんじゃないかなと。ニューヨークも本当に様変わりしてしまって、僕はもう30年いるんですけど、高層ビル街ですね、まぁオフィスですよね……だったわけですよね。現地の会社がもう戻ってくるな、と。自分のところの会社員に。全部オンラインでやれと、いうことになってるんで、あの膨大に多分空きオフィスが出来ちゃうんと思うんですね。」
鈴木「そうですね。」
坂本「今はゴーストタウン化してるんですよ。それでまぁ観光客は来ないでしょ。で、サラリーマンも来ないでしょ。観光客目当ての、あのレストランやバーなんかも、閉まってるでしょ。僕はあまりあの辺はいきませんけど、昼間行っても怖い感じだそうですよ。」
鈴木「なるほど。」
坂本「昔のヨハネスブルグみたいになっちゃうのかも知れない。」
鈴木「あぁ、なるほどね。まぁ東京も今の情勢ですと、多分そのオフィスの占拠率が今の2分の1ぐらいになる可能性は非常に大きいですよね。」
坂本「ニューヨークからね、もう既に……つい最近読んだ数字なんですけど、350万人がニューヨークから出ちゃったっていう話がありますね。だけど、ほとんど同じ数、つまりね ジェントリフィケーションの反対ですね。あの、お金持ちはみんな出ちゃうんです。」
鈴木「ええそうですね。」
坂本「で、いいところ……スペースのある、ディスタンスを取れる、いいところに住んじゃう。だから、その郊外の不動産は結構上がってるんですよね。その代わりマンハッタンの様な中心地が下がるので、今まで住めなかった人たちが、ガーッて入ってきて、そのプラスマイナスゼロぐらいなんですって。」
鈴木「なるほど。」
坂本「うん。だからそれは、ジェントリフィケーションの反対なんで、逆にその危険度は、もしかしたら増すかもしれないけども、その文化のエネルギーって意味では、若い人が入ってくるんで、いいと思います。これから。」
鈴木「まぁニューヨークにしても、ブルックリンとかも、もともとはそのハーレムとか、高級住宅地だったのが、まぁ出ていって、そこがまたそういう文化の……新しいそのロウワークラスのエネルギーが、そこで新たな表現を作っていくっていう……出来うるならば、そういうことを期待したいですけどね。」
坂本「これでまたコロナ以前に戻っちゃって、貧乏人は出てけ、みたいになっちゃったら面白くないけども、まぁ時価が下がるってことは若い人がは入ってきやすい、住みやすいわけ、だからそこには必ず文化や創造のエネルギーが生まれるわけですよね。そしてビジネスの失敗ができるんですよ。」
鈴木「そうですね。」
坂本「失敗してもやり直せるんですよ。これがパリやニューヨークで店開いて失敗したら、もう一生終わりじゃないですか。」
鈴木「そうですね。」
坂本「借金持って、もう可能性ないんですよ。だから危険なことは、やらないんですよ。冒険をしないでしょ。だからね、まぁ東京に限らず、地方の町でも再生したいと、低迷してるんで盛り上げたいんだったらね、若い人に住んでもらえばいいんですよ。それが一番いいんですよね。」
鈴木「そうですね。いつでもその、例えばアーティスト達ってのはもともとお金もないし、若いし、だから寂れたところ……」
坂本「まぁそうなりますよね。必然的に。」
鈴木「打ち捨てられたところに行って、そこがクールなスポットになるっていうのずっと…。」
坂本「そうするとジェントリフィケーションがまた始まっちゃうっていう、追っかけごっこなんですよ。」
鈴木「だから渋谷のあの宮下公園の辺りなんていうのは、もうロクなもんじゃなかったっていう、まぁところですね。僕は集会とかで時々行ってましたけど。」
坂本「はい、僕も行ってました。撃ち込まれたりしてましたけど。」
鈴木「そうですね。そういうところはあの、まぁクールな場所がどんどんそうやって出てきて、ちょっと良くなると、ジェントリファイされると。」
坂本「また逃げ出す……若者たちは逃げ出すっていうことです。」
鈴木「で、東京のだから東の辺りで、まぁサードウェーブコーヒーが流行った頃も、まぁあっちの方じゃないですか、……やっぱり今は東?」
坂本「うん。」
鈴木「ウエストサイドじゃなくて、イーストサイドが、でイーストサイドってロンドンでもまぁ。」
坂本「そうですね。」
鈴木「そうですよね。」
坂本「どんどん、いってますよね。」
鈴木「ロウワークラスなところで、だからそこがクールなスポットになっていくっていう。」
坂本「大体カフェができてね。」
鈴木「そうですね(笑)」
坂本「それで、あの、ライブハウスみたいなのも出来てね……すっごいエッジのきいたね。そうすると、また不動産屋がまた目をつけてね、上がってくるっていう、もうその繰り返しですけどね。だからどんどん逃げ回るんですけどね。」
鈴木「今度はでも、実際その所謂リモートワークの人も増えて、なんか田舎に行って、いま熱海がアツいとか、なんかそういう話も聞きますけど。」
坂本「そう(笑)。ただいいことはね、そのもちろん空間、豊かな空間ができる……と同時に、あの時間に余裕ができるはずなんですよ。リモートワークすると。もちろん通わなくていいとかも含めてですね。家庭にいられる時間が当然たくさん増えるので、今まで時間がなくて追求出来なかった自分の趣味とかね、新しいこと始めるとか、まぁこのコロナ禍の中で料理を始めた人も多いみたいですし、それはとってもいいことだなぁと思うんですよね。こないだ隈研吾さんから聞いたんだけど、隈さんとこの会社の人間が、富山の田舎の方の仕事を担当していて、でコロナ始まっちゃったんで、隈さんが「おまえ、もう富山に住んじゃえ、そこに。通うんじゃなくて。」って、「はい!」って住んだ、田舎に。だからもう膨大な時間があるんで、そこのコミュニティに根付いている伝統的な紙漉きがあったんで、それを習い始めた。で面白くなっちゃって、出来るようになった。で、自分が担当しているその建築に、自分が作った紙をそこで使うということをやってるそうなんです。そういうことができると。」
鈴木「新しい創造ができたんですね。」
坂本「豊かな、ね。伝統も受け継がれるし、そういう豊かなクリエイションに……そこは転換していけるし、皆もハッピーなわけですよね。すっばらしいなと思って、そういうことはね、食にしてもファッションにしてもいろんな事が起こる可能性がものすごくあると思うんですね。」
鈴木「ありますね。結局この、COVID-19は、いろいろなネガティブなとことも、ポジティブなことも生み出したと思うんですけど、でもあの等しく、やっぱり僕たち一体何のために生きてんのっていう……まぁその根本的な質問ていうのは、全ての芸術とか文学とか、根本にあることですね、哲学含めて。本当は政治についても、政治もそれが根本にあるべき。」
坂本「本当は経済もそれが根本ですよね。」
鈴木「全くそうですね、全くね。だからそれは、すごいよかったことだと思うんですよね。何のために生きてんだろうって。で今までのように生き続けなければいけないということではないんだっていうことを、ちょっとでも思ったことが、これからやっぱりなんか影響として出てくると思うんですね。ただ、まだ出てない人でも。一応、今までのような価値観のもとで、とりあえず日々を送ってる人たちが圧倒的多数だと思うんですけど、まぁそういう人たちでも、考えたことは残ってますから。なんかのことで、あそうか、と。別に東京にいなくてもいいんだ……とか、建築家じゃなくてもいいとか、農業やってもいいじゃないか、とか。いろいろ考えたことが、きっとこれから何かのチャンスで出てくると思うんですね。」
坂本「本当そうですね。」
鈴木「だから、そうやって深く考えた経験ていうのは、考えた経験のない人生に比べると(笑)……まぁ考えた方がいいですよね。」
坂本「そりゃそうですね。しかもこれが、ほぼ全地球的にね、起こってるんで、日本だけじゃもちろんじゃないし、すごいことだと思うんですよね。」
鈴木「世界同時ですね。」
坂本「こんな実験はめったにないですよね。一世紀に1回もないくらいのことですよ。」
鈴木「本当にそうですね。なんたってアメリカまで……一番たくさんの人を巻き込んで起きてるわけですから。この成果っていうのは、まぁある種の文化的な成果っていうのは、これから必ず出てくる。」
坂本「貴重な体験、貴重な時間を、まぁ強いていえば、全人類がね……体験してるんでね、コロナ以前に戻しちゃったら本当にもったいないですよね。」
鈴木「僕たちはまだそういう意味では、文化的には進化の途中にあって、まだゴールはどっかにあるのかどうか分かりませんが、いずれにしても、もっと良いものになっていくべき存在としてあることが、改めてね、まぁ僕なんかは、とりわけ強く感じましたね、そうなんだと。」
坂本「本当にそうでね……ホモサピエンスって産まれて20万年って言われてるでしょ。ってことはね、生物の種としてはね、まだ赤ん坊なんですよ。その傍らで、そのホモサピエンスのこう勝手気ままなね、めちゃくちゃを傍らでじっと見ている象とかね、は、彼らは何倍も僕らより生きてるわけですよ。黙って見てるけど、まぁ心の中では涙を流しながら見てると思うんだけども、或いは殺されたりしてるんだよ人間に。でもね、彼らの方がはるかに知性が高いと、僕はね、妄執してますけど(笑)」
鈴木「まぁ非常に幼児的な段階ですよね。ですから戦争なんかやってるわけで。」
坂本「そうです。自然破壊もそうです、幼児性です。」
鈴木「なんの意味もない、当事者……その時の当事者は意味があると思ってやってるところが、非常に幼児的だし、幼稚。」
坂本「だからその意味っていうのが、自分で勝手にこしらえた意味、勝手に作った意味なんで、自然で通用しているルールとは全然違うルールを自分の勝手で、それこそ妄執して、それに従ってるわけですよね。」
鈴木「まぁそうやって作り上げてきた、その蜃気楼のようなものが実体化して僕たちにとって、かえって敵対的なものに転嫁しつつあるわけですけども。」

坂本「まぁこれね、新年の放送なんですけども、2021年、今までやってこなかったことで、個人的にやりたいこととかあるんですか?」
鈴木「まぁ本読んだりとか、やっぱりそういうことはわりと好きなんですけども、今もう昔の本ばっか読んでるんですよね。まぁこの間、結構読んだのは、 堀田善衛「若き日の詩人たちの肖像」てのがありますけど、あれがちょうど1936年の二・二六事件の前の夜から始まるんですよね。彼が確か、試験を受ける為に上京した時に、九段の軍人会館っていう、今の九段会館だと思うんですけど、そこに行って、ボレロを聴いたっていうんですね。で、それがだから2月25日らしいんですよ。」
坂本「ひぇー。」
鈴木「で、ボレロを聴いて感激して、兄貴の下宿に歩いて、雪の中歩いて、で、そこで兵隊たちに遭遇した、四谷っつってたかな……そこから話が始まるんですけど。」
坂本「すごいなぁ、面白い。」
鈴木「あれも結構長い小説ですけど、まぁそれから彼が上海に行ったような話とか、別の本も含めて、結構読んで、やっぱり昔の東京のこととかですね、いろいろ考えましたね。つまり、自分がどっから来て、どこ行こうとしてるのかということを、結局考えてたんだと思うんですね。でも手に取るように分かる……んですね。まぁ同じことが繰り返されてるってことが、本当によく分かったんで、もっとその周辺こと、じゃあイギリスはどうだったの、フランスはどうだったのか、そういう風にして読んで考えてみたりとか、なんかそんな風に。」
坂本「面白い。いやぁそうですか。堀田善衞、僕も読んでみようかな。」
鈴木「本当面白いですよ。スケールが大きいというか。」
坂本「日本の近代文学は面白いですよ。」
鈴木「面白いですね。やっぱり日本……これ誰かも言ってたかもしれないんですけども、結局19世紀のフランス文学をやっぱり同じことを、ほぼ同時代でやってたんじゃないかと。そうか小林秀雄が、めちゃくちゃ(アルチュール・)ランボーの翻訳をしてる方ですけども。」
坂本「知ってます。」
鈴木「その、ランボーはフランス革命から100年?」
坂本「はい。そのパリ・コミューンにね、16歳頃かな、歩いてパリ行ったっていうね、ランボーがね。」
鈴木「そうですね。で、それから50年、日本はその同時代……例えば明治、フランスで100年、明治の革命だから維新から50年の頃に、ボードレールとランボーの象徴主義が日本に入ってきたと。だからその頃のその人間っていうのは河上徹太郎とか、小林秀雄とか、ああいう連中ですね。最初のだから……東大の仏文の人たちですけども、彼らが、それをその日本的に象徴主義を生きたっていう、そういうことをなんか誰が言ってたんだっけな……鹿島(茂)さんかな。」
坂本「はいはい。鹿島さんすごいですね。僕も好きだな。」
鈴木「そうですね。」
坂本「パリのことずっと書いてるけど。」
鈴木「なんでパリが好きなんですかね、僕もすごい好きなんですけど。そういうの読んでる時が、いちばん楽しいんですよね。」
坂本「至福のときですよね。美味しいもの食べてるのと同じくらいね。」
鈴木「まったくね。本当にそうですね。」
坂本「いやぁ話は尽きないんですけど、大変おもしろい話が年頭に出来まして、ありがとうございます。」
鈴木「もういつもお話してることと同じなんで。」
坂本「はい、でも尽きないです。GQ編集長の鈴木正文さんでした。」
鈴木「どうも、鈴木でした。失礼します。」


■GQ JAPAN
https://www.gqjapan.jp/

<2020年「デモテープオーディション」総集編>

坂本「(飲み物を飲む)……ズルズル。」
U-zhaan「すごい今、飲む音が超良い音だったね。」
長嶋「すごい良い音したよね。」
蓮沼「美味しそう。」
坂本「美味しそうでしょ。シズル感丸出しでしょ。」
蓮沼「始まった瞬間、ズルズルズルズル。」
坂本「あ、どうぞ。」
U-zhaan「今流行ってるもんね。咀嚼音だけ流すYouTubeとかね。」
長嶋「そうなの?」
蓮沼「え、そうなの?」
坂本「そうなの?」
U-zhaan「めっちゃめちゃ流行ってますよ。」
坂本「なにそれ?どういうこと?」
U-zhaan「中学生とか高校生とか、そればっかり聴いたり。バリッとか。モグモグとか。そういう音だけ聴いてる人ってすっごいいっぱいいるんです、今。」
長嶋「へぇ〜、なんだそりゃ。」
坂本「21年前に作ったサントラで、自分で煎餅食べて、その音録って使ったよ。」
U-zhaan「あ、そうなんですね。」
坂本「ちょっと音低くして。」
U-zhaan「もう早すぎたんですよ、きっと(笑)」
坂本「話題になんなかった。無視されちゃった。」
U-zhaan「今、教授やったらすごい話題になるかもしれない。」
坂本「もう今から?」
U-zhaan「え、聴いたことない?すごいから今、動画の数。」
蓮沼「ないない。」
坂本「えー後で教えてもらおう。」
U-zhaan「じゃあやりますね。J-WAVE、レディオ・サカモト。ここからは僕U-zhaanと…」
長嶋「長嶋りかこと…」
坂本「坂本龍一と…」
蓮沼「えー蓮沼執太です。」
U-zhaan「えー今日は蓮沼執太さんにも参加してもらっています。」
坂本「豪華!豪華だね。流石、お正月。」
U-zhaan「豪華が執太だけって(笑)」
坂本「蓮沼くんがいるっていう、豪華さでね。」
蓮沼「隠れたいです。」
U-zhaan「ね、J-WAVEのスタジオにこうやって教授と集まるのも、1年ぶりということで。前回は教授がお休みで、執太が参加してくれたんですよね。」
蓮沼「あの9月の時は。」
U-zhaan「で、11月はこのコーナー自体がなかったので、すごく久しぶりに教授と会うんですけれども。」
坂本「そうですね。いつもニューヨークからね、(ミーティングツールの)画面越しで会ってますけれども、フェイス・トゥ・フェイスでね。随分離れてたら、いきなり三密になっちゃって。」
全員「(笑)」
蓮沼「極端ですね。」
坂本「極端だなぁ。」
U-zhaan「でも、まぁまぁ離れてる方ですけどね。これ。大きなシールドがあって、マスクがしてて、すごく安心な感じですけどね、これは。」
坂本「あ、そうなんだ。これでも。」
U-zhaan「はい。じゃあ早速、2021年最初のデモテープ・オーディション優秀作の発表をしていきたいんですけど、その前に去年の……2020年の中で一番気に入ったものっていうのを各自1曲ずつ選んでみようかなってコーナーがあります。2020年いろんな曲あったんですけど。」
坂本「すごいたくさんあったよね。」
U-zhaan「じゃあ、蓮沼さん、なにか一曲。まあ1回しか参加してないんですけど。」

蓮沼「そんな1回の参加でも記憶に残っているものがいいなと思ったんですけど、映像付きだったんですよね、確か。その映像が好きだったんですけど。LIVEで観たいですね。」
坂本「夫婦でやってるんですかね、僕も大好きです。」

長嶋「SUGAWARAさん、たくさん毎回送ってくださっておもしろいんですけど、これはなんか、このトランペットじゃないんだけどトランペットみたいな、音楽みたいにも聞こえる感じがおもしろいなと思って、これがいちばんよかったですねー。」
坂本「あ、被っちゃった……。」

坂本「ひとりの人で被っちゃったの残念だけど、ほんといいんだよね。いい音だよねえ。これを発見した……音を発見したって言ったら変かもしれないけど、いいですよね、こういう視点っていうか。人為的に作るサウンドアートもあるんですよ、ポルトガルだったな……にあるんですよ。これは誰でも普段も聴いてるし、意識しなくてもみんな知ってるんだけど、でもある人が発見すると、音楽になってるっていうね。アートでもあるじゃない、街の風景でみんな普段から通り過ぎてるんだけど、見る人がみると、そこにアートがあるっていう。」

U-zhaan「僕も、(皆さんの選んだものと)かなり似たような作品なんですけど、やっぱり聴いたことのないハーモニーが出てるなと思って。換気扇を回して、隙間風を録ってるんですよね。多方向からの違う隙間風の音がハーモニーみたいになってるんでしょうね。切り取るセンスがすごいなと思いました。」
坂本「こういう音はみんな聞いてるんですよ、みんなの部屋で鳴ってはいるんですよね、実は。僕もでも、よく聞くし、いい音があったらすぐ録音してる。お水の機械とか最近あるでしょう、冷水とか温水……あれの音が一個いっこ違うのね。古さとかメーカーとかモデルとかで。あと換気扇はどこでもあるでしょう。すごくいいのは、どこ行ってもだいたいトイレ。おトイレ全般いいんだけど、管がたくさん……パイプが。パイプがあるところはだいたい良いんですよ。本番前にトイレ行くじゃないですか。で、いい音してるとそこで録って(笑)、1分後に本番で使ったりしますよ。いまはもうiPhoneとかでも録れちゃうんで。」

U-zhaan「シタールが入った曲なんですよね。僕は職業柄、シタールを聴く機会がものすごく多いし、それを使った音楽を聴くこともとても多いんですけど、まったく耳にしたことのないアプローチだなという感じですね。すごく長い録音なんですけど、飽きさせない、何か力があります。」
蓮沼「僕がこのコーナーに参加したときも、ご応募されてましたけど、なんかスコアとか譜面があるんですよね。厳密な時間とコンセプトだったり。」
坂本「そうそう。スコアが美しいんですよ。」
蓮沼「そういうのを見つつも、さらに音楽を聴くと、ちょっと内側を知れるというか。みんなにもそのスコアを見て欲しいなと思っちゃうくらい綺麗なスコアだったんで。」
U-zhaan「この曲に関しては、LIVE録音なんでスコアないんですけど。」

長嶋「ずっと静寂な感じなんですけど、この静寂さを音に、けっこう積極的にするのって、結構難しいんだろうなーと思って。でも心地良くて、雪をきしきしと踏んで沈む感じとか、タイトルの「。」もすごいうまいなーと思って、沈黙も表してるし、雪のぽつぽつも思い浮かぶし、視覚的にもイメージできるし。」

坂本「フィールドレコーディング系が多かったんで、なんとなく普通の音楽……で、これイントロ聴いた瞬間に、脱力したんですよ。それがいいなーと思ったんですよ。」
U-zhaan「これを選んだオンエアのときも、僕もりかこちゃんもハテナとなったんですよ(笑)。」

坂本「これはボートを漕いでる音だそうです。ちょっと水の音も聞こえますよね。そこに人口の音を足してるわけですね。それがなるべく一体になるようにと思って作ったそうで、なかなかおもしろい音風景になってると思いますね。」

U-zhaan「もうひとつ、midunoさんになっちゃうんですけど。川の音をエフェクトしてヒグラシの音を作るという、どうしてこれを思いついたんだっていう。」

U-zhaan「というわけで、2020年のベスト選びでした。」
坂本「なんか、盛り上がらないね。」
U-zhaan「本当ですか?」
坂本「なんか、パンパカパーンとか。スネアで、ドゥルルルルルルルとかはやんなくていいのかな。やったほうがいいんじゃない。」
U-zhaan「やります?」
坂本「今日持ってきてないよね。」
(U-zhaanがテーブルでドラムロールする)
長嶋「あ、それでいいんじゃない。」
坂本「テーブルで。」
U-zhaan「でも、テーブル…もう今じゃないんですよね。だって。もう選び…」
坂本「もう選んじゃった後だもんね。」
U-zhaan「教授が今、アクリル板を叩く音というのを、貴重な音源をまぁ視聴者の皆さんにお届けしてます。」
坂本「こんくらいで許して頂くことにしましょうかね。」
U-zhaan「なんか盛り上がらないねって言われた時、なんか俺悪いことしたかなって思っちゃった(笑)」
坂本「いやいや、盛り上がってないなーみたいな、いいんだろうか。」
U-zhaan「いやぁ大丈夫ですよ。」
坂本「そうですか。」
U-zhaan「こんな真夜中に、あんまり盛り上がってもね。」
坂本「そうですね。水の音とかでめちゃくちゃ盛り上がっててもおかしいしね。」
U-zhaan「さて、昨年の第1位はこれ!って言って、チョロチョロチョロチョロ…」
坂本「チョロチョロ、ヒュ〜みたいな風の音みたいな。」
U-zhaan「はい。」
坂本「めちゃくちゃ面白い。」
長嶋「ありがとうございまーす。」
蓮沼「面白かったです。」


<2021年1月分「デモテープオーディション」総評>

U-zhaan「というわけで、じゃあ今年の1月分に移りたいんですけども。昨年末、1回休みだったので、この4ヶ月の間に送って頂いた作品から選考しているということで、400曲ぐらいから選んでるんですよね。」
長嶋「すごいですねぇ。」
坂本「すごいねえ。いやぁ…本当にありがとう、本当に。」
U-zhaan「どんどん応募が増えていくという。」
坂本「しかも、いいのがいっぱいあって困っちゃうんですよねぇ。おもしろかったもんね、みんなね。」
蓮沼「クオリティがすごい高かったです。」
坂本「サウンド系……っていうのかな、サウンドアート系っていうのも、ね、つい数年前から、そういうのも投稿してみて、なんて僕が言い出して、こんなにみんなに掘り下げるようになってきて、すごいよね(笑)。素晴らしいです。」
U-zhaan「まぁ影響を与えているのかもしれないですね。長嶋さんが録り始めるぐらいですからね。」
長嶋「(笑) いやなんかさ、やっぱ出来ちゃうじゃん自分もって思って、ちょっとやりたくなっちゃうのは……ある。」
坂本「携帯で出来ちゃうから。みんなも、面白い音を発見したら、どんどん録って送ってみてください。そういうので、こう集合的に集めて、アートもできちゃうからね。」
長嶋「あぁ、面白いですね。」
坂本「その録った日時と場所とか、もちろん、人も記録しておいて、そういうの集めたマップみたいなの作って、そこにカーソル持っていったら音が聴こえる、みたいな。そういうまぁ、展示みたいなのができちゃいますね。森美術館とかで出来ないかな。」
長嶋「どうですかじゃあ(笑)」
U-zhaan「教授がやりたいって強く推せばやれるかもしれない。」
坂本「まぁそこまで強く言う事もないんだけど(笑)」
U-zhaan「蓮沼さん、スペシャルゲストとして何か言っておきたいこととかないですか。」
蓮沼「そうだなぁ。いや、なんか、そのアニュアルも緊急に参加させて頂きましたけど、1月の音源は本当に自分が何に気になっていかとか、こう普段生きてて何に気になってるのか、みたいなものが、露骨に音の個性になって、音楽になってるっていうのがビシバシ伝わって。」
坂本「自分を……見直すにもいいよね、それはね。あ、俺こんな音が気になるとか。好きなんだ、とか。普段見過ごしてる、聴き過ごしてる音をもう一度見る、聴くっていう。」
蓮沼「だからこうやって喋ってても、こう、椅子が軋むんですよ。軋む高音部分がいいなぁってさっきから思ってるんですけど。」
U-zhaan「全然集中してない(笑)」
蓮沼「聴いてたよ。……っていう、はい。」
坂本「僕はこれがさっきから…(衣擦れの音)。ちょっとご迷惑かなぁと思いつつ、結構好きなんですよね。」
U-zhaan「誰も集中してないわ!」
坂本「聴こえてないでしょ?」
U-zhaan「教授は聴こえてたんですね、これが。」
坂本「もちろん。皆は…」
U-zhaan「いや、でも聴こえてました。」
坂本「でしょ。言われてみれば。」
U-zhaan「はい。何の音なんだろうと思ってた音は、それだったんですね。」
坂本「だけど、人間て面白くてね。同じぐらいの音の大きさが出ていても、その誰かが喋っている話し声の方に、どうしても神経がいっちゃうんですよね。だからこれ、結構大きい音なのに、実は聴こえてないんですよ。あまり意識にのぼってないんですよね。でも、言われれば分かるんですよ。うるせーなーと思うでしょ。」
U-zhaan「今あの、教授が腕で上着をこすってる音ですね。これは。」
坂本「坂本うるせーなぁと思ってくれていんだよ。」
U-zhaan「"思ってくれていんだよ"(笑)」
坂本「いいんだよ!というわけで、面白かったね。」


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<坂本龍一:プレイリスト『RadiSaka2021-01』>

「さて、ここからは、僕が普段聴いている音楽のプレイリストを紹介していきましょうね。前半、ずっとトークばっかりだったので、ここからは30分くらいずっと音楽だけかけていこうかなぁー……というわけで、いきなりこういうものからいきます。」

「「Bayatı Şiraz」という曲なんですけど、歌っているのがKənan Bayramlıという人で、動画見ると少年ですね、まだね。多分13〜4かな、今。YouTubeとか見ると、この少年がまだ6〜7歳の頃から、こうテレビに出て歌っている動画もあったりして、天才ですね、本当にこれ。僕の知り合いがインスタに上げていたので聴いて、ほんっとにぶったまげました。もう、すごいです、これ。でもう、わりと短い曲なんだけど3分ちょっとぐらいの。ずっと聴いてるって感じで、全然飽きないですね。アゼルバイジャンの人だと思うんだけど、いやー、アゼルバイジャン、深い。」

「あと最後の曲はね、「Grown Ups」という曲で、えーと、アーティストはSondia。このコーナーは、曲のおすすめもしないで、いきなりもう音楽だけボンとかけていこうという趣旨なんですが、どうしても(笑)、アゼルバイジャンと最後の曲はちょっと言いたくて(笑)、これは韓国の人です。で、実はこれは『私のおじさん』という韓国ドラマですね、言ってみれば。まぁ2020年、『愛の不時着』観た人も多いと思うんですけど、それで『愛の不時着』で韓国ドラマにはまって、その後『梨泰院クラス』とか、みんなもう、お決まりのコースで観てる人も多いと思うんですけど、僕はね……韓国ドラマ観出したのは3年くらい前で、それなりにたくさん観てるんですけど、でその前は、もともとは韓国や中国や香港なんかの映画をたくさん観ていて、その流れで韓国のドラマも観るようになったんですけど、この『私のおじさん』という2018年のドラマ……本っ当にいいです。もうめちゃくちゃ好きで、えー当然2巡はしています、もう。で、そのまぁ主題歌なんですね。「Grown Ups」。Sondiaっていう人が歌っています。もう、涙ちょちょぎれる、これ聴くと(笑)。あの、ドラマがあんまりにも切なくて。いやーね、もう、ちょっとこう次回とか韓国ドラマ言いたい放題特集みたいな、誰か呼んでやってもいいぐらいですね、誰がいいかなぁ。というわけで、はい。あの、プレイリストコーナーでした。」