2024.03.24 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん栃木県の旅の模様をお届け。
今回は、小山市にある「小林酒造」をご紹介。
日本酒「鳳凰美田」で知られる酒蔵で、「CRAFT SAKE WEEK」でもお馴染みの蔵です。
専務取締役の小林正樹さんにお話を伺いました。
小林さんは、日本酒「十四代」の高木酒造、高木顕統さん(現在は高木辰五郎さん)を目標としながら、
「吟醸の教科書」のような「わかりやすい吟醸」、を目指して酒造りをおこなってきました。
その積み重ねによって、派手なプロモーションなどはせず「鳳凰美田」のブランドが確立されました。
日本酒の原料であるお米。これを作る後継ぎがいないなど、農家さんは問題をかかえています。
小林さんによると、「新しい蔵のまわりの農家さんも、あと10年持たない」。
また、小林さんが取引してきた、兵庫県や富山県の米農家も厳しい状況にあるそうです。
そんな中、どうすればいいか?もっとたくさん日本酒を作って 海外にも多く展開し、
農家さんを支えていくことが必要で、そのために新しい蔵を作ったということ。
今後 取り組んでいきたいことに、「先に繋げる、時代の先に繋げる。」を考えなきゃいけない、とお話されていた小林さん。色んな可能性を植えていきたいとのこと。
小林酒造のお酒、取り扱っている特約店のリストは小林酒造の公式サイトに掲載されています。
ぜひそちらをご確認ください。
https://hououbiden.jp/