2024.03.10 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん栃木県の旅の模様をお届け。
今回は、「栃木県農業試験場 いちご研究所」をご紹介。
三井俊宏さん・畠山昭嗣さんをはじめとする研究所のスタッフの方々にお話を伺いました。
栃木県のいちごは、50年以上にわたって 収穫量全国1位。
そんな栃木県の栃木市にある「栃木県農業試験場 いちご研究所」は、全国で唯一の”いちご専門の研究機関”です。
豊富に降り注ぐ太陽の光と綺麗な水。さらに、三井さん曰く「細かな作業が多い いちごの栽培に栃木県の真面目な県民性がマッチしたのでは?」ということ。
その結果、1970年代から ずっと全国1位の収穫量なんだとか。
「究員ともども、日夜研究して いちごの新しい品種の開発に取り組んでいる」という三井さん。
1つの品種を作るのに、最低7年かかるということ。 そして、最終的に品種になるのは 10万株にひとつほどなんだそうです。
そんな苦労を経て完成し、いま多くの人に愛されているのが「とちおとめ」。そして「スカイベリー」。
さらに、最近では「とちあいか」という品種も登場しています。
「とちあいか」は 5年ほど前から流通が始まったそうですが、最新の数字では「とちおとめ」より生産量が多くなり、今後さらに広く食べられることになりそうな品種です。