2024.01.28 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん群馬県の旅の模様をお届け。
今回は、 生糸の生産で国内最大の会社「碓氷製糸」をご紹介。
代表の安藤俊幸さん、常務の土屋真志さんにお話をうかがいました。
長い歴史を持つ生糸産業。特に明治時代以降、近代の日本の発展を支えたのが群馬県の生糸で、その技術の頂点が有名な富岡製糸場。
そして碓氷製糸は、昔から生糸の産業が盛んだった群馬県で現在も国内最大の生産量を誇る会社です。
かいこの繭から糸を取り、それを加工して シルクができるのですが、
実は国産のシルク製品に占める国産の生糸の割合は非常に少なく、安藤さんによると0.1%。
中国やブラジルなど海外から輸入した生糸が使われるケースがほとんどなんだそう。
全国の繭の6割以上は碓氷製糸が仕入れていて、
生糸の生産量では国内の7割。日本のなかでは 圧倒的に多くの生糸を作っています。
各地の問屋さんや絹織物の工房に生糸を販売しているほか、タオルや石けんなど自社製品も作っています。
1キロの生糸を作るのに、5キロのかいこが必要なんだとか。
http://www.usuiseishi.co.jp