2023.10.01 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん山梨県の旅の模様をお届け。
今回は北杜市にある、日本酒「七賢」で知られる酒蔵『山梨銘醸』をご紹介しました。
代表取締役社長の北原対馬さんにお話を伺いました。
山梨銘醸は、江戸時代に始まった酒蔵です。
かつて明治天皇も訪れたという由緒ある建物は、歴史を感じさせる佇まい。
そんな山梨銘醸に13代目の当主、北原対馬さんが戻ってきたのは2007年頃でした。当時、蔵は厳しい状況。
そこで、醸造を手掛ける弟さん・北原亮庫さんと 共に、 「七賢」をリブランドする挑戦が始まりました。
2014年からしっかりとリブランドが始まります。その時、大切だと考えたのが「水と向き合う酒づくり」。
七賢で使用しているのは、白州・甲斐駒ヶ岳の伏流水です。
お酒の85パーセント近くが水で構成されている。
だからこそ、水と向き合う酒作りをしていかないと考えた北原さん。お客様に必ず水源・自然感見てもらって、この自然感と合通じる酒を作っていたいとのお話をされていました。
「七賢」ですが、実はスパークリングが代名詞的な存在なんです。
40年熟成の 大吟醸の古酒を使った「エクスプレッション」というシリーズや、
フレンチの巨匠、アラン・デュカスさんとコラボしたスパークリングも 人気となっています。
日本のアルコールの7割は、炭酸が入っている状況。
これも1つの理由に、山梨銘醸はスパークリングの日本酒を手掛けることになりました。
また、アラン・デュカスさんと山梨銘醸が一緒にSDGsをテーマにした「蒸留酒」を完成させるなど、
新しい種類の製作のチャレンジも続けられています。
七賢の公式ウェブショップでは、アラン・デュカスさんとのコラボ商品のほか、
七賢スパークリング、純米大吟醸など七賢ブランドの商品が販売されています。ぜひこちらもご覧ください。
▽七賢 ウェブショップ
https://www.sake-shichiken.co.jp