TDK VOICES FROM NIHONMONO
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旅するにほんもの

大分 関あじ 「大分県漁業協同組合 佐賀関支店」

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

今週からは、中田英寿さん大分県の旅の模様をお届け。

初回である今回は、「大分県漁業協同組合 佐賀関支店」をご紹介しました。

大分県と愛媛県のあいだの豊後水道、その海が1番狭くなった部分の 大分県側にあるのが佐賀関です。
対岸には、愛媛県の佐田岬があります。

一般にアジやサバは生息場所を移動する"回遊魚"で、1つの場所にずっといるということが少ない魚です。
ですが、この地域のアジやサバは生涯ひとつの場所にいます。
そして、そこが海流が速く、よく運動しているので、脂が程よくのっていて魚の味が分かりやすいそう。

釣り方は基本的に”1本釣り”という、手釣りで行われています。
流れが速いことと、あまり広い漁場じゃない為みんなで分けて大事に釣ろうというコンセプトの元、
船に1人で乗って手釣りで行われているとか。

「関あじ」「関さば」と呼ばれるためには、
漁場が指定されていて、豊後水道の中の「速吸の瀬戸」という場所で 一本釣りをすることが必要とされています。

また、釣ったあとの管理も 鮮度を保つために 方法が決められています。
漁協が漁師さんから、あじ や さばを全面的に買い取って、それを販売するという仕組みが取られているそうです。

漁協の職員が漁師さんが釣ってきた魚を、船の水槽から網で掬って すぐに大きな生け簀に投げて入れ、
その網で掬う 一瞬で、大きさや魚の種類を判別してすぐに 漁師さんに伝票を渡す、ということ。
これを「面買い」と言います。

魚を秤に乗せると時間がかかって、その場で暴れたりして魚に傷がつく。
鮮度を保つために最適なのが、面買いなんだそうです。

そのあと血を抜いたり 神経抜きで魚をしめて、鮮度の良い状態で出荷している、というお話でした。

大分県漁業協同組合 佐賀関支店の公式サイトでは、
加工品の「りゅうきゅう」のほか、鮮魚として関あじを購入することができます。

関さばは 冬が旬なので、その時期になったら是非チェックしてください。

大分県漁業協同組合 佐賀関支店
https://sekiajisekisaba.or.jp

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