TDK VOICES FROM NIHONMONO
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旅するにほんもの

愛知 陶芸家 大澤哲哉さん

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

中田英寿さん愛知県の旅の模様をお届け。
今回は、陶芸家の大澤哲哉さんをご紹介しました。

中田さんがたずねたのは、愛知県の知多半島に位置する常滑市。
中世の時代から続く、日本を代表する6つの焼き物の産地、「日本六古窯」の1つで、「朱泥」と呼ばれる
赤茶色に焼き上げる急須も知られています。

岐阜県の多治見市出身である大澤さん。多治見市も産地ですが、常滑の作家さんのとこに弟子入りをしました。

大学の在学中の教授に、大学卒業した後「弟子として使ってください」と懇願、
それが師匠であり、常滑に来ることになったきっかけだそうです。
常滑の陶芸家・吉川正道さんに弟子入りし、その後 独立。ご自身の工房も 常滑に かまえました。

大澤さんの作品である急須。深い朱色の急須なんですが、赤い色が ところどころ はげて その下にある黒い
素材が見え、使い込んだような風合いになっています。

土が3つの層になっていて、そこに「チャラ」という釉薬をかけて使いこんだようなテリを出しているということ。

昔、漆のお皿がボロボロになったもの見て、上に塗ってるものと下に塗ってるものと、さらにその素地で剥げてくることで生まれる味わい深さから思いついたといいます。

今後は「招き熊」や常滑の特徴でもある大きなものも多く作っていきたいという大澤さん。

作品の販売は展覧会でおこなわれています。
次回は、滋賀県長浜市の「季の雲」で6月10日から18日まで。

その後の情報は公式サイトをチェックしてください。

http://www.tetsuyaozawa.com

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