TDK VOICES FROM NIHONMONO
TDK VOICES FROM NIHONMONO

ARCHIVE

旅するにほんもの

愛知 お茶 「碧園 お茶の純平」

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

中田英寿さん愛知県の旅の模様をお届け。

今回は、愛知県豊田市で茶業を営む、「碧園 お茶の純平」をご紹介。
五代目の代表である山内 祥正さんにお話をうかがいました。

やぶきたを中心に、さえみどり、おくみどりなど、9つの品種を栽培していて、
それぞれの品種を最適な状態で収穫するため、 豊田市の南から北まで各地に点在する茶畑で お茶づくりが おこなわれています。

この地域で主に作ってるのは、お抹茶の原料である「碾茶」と「かぶせ茶」「玉露」。
茶園は全て寒冷紗を被せる茶園になっています。

碾茶用の茶葉は「寒冷紗」と呼ばれる覆いをかぶせて栽培され、かぶせ茶や玉露も覆いをかぶせて作られます。
かける時間が長ければ長いほど、色と旨味が増していく、とのこと。

「愛知県のお茶というのは、京都に近い」とお話されていた山内さん。蒸し時間は短く、お茶にも火をなるべく入れない。火を入れないと、葉っぱが持っている自然そのものの香りだったり、味がそのまま楽しめるそう。

“機械”ではなく”手で摘む”ためには、当然ですが人が多く必要になります。それでも「味が全然違う」ということで「碧園 お茶の純平」では、手で摘むことにこだわって 収穫がおこなわれています。

「作っとる時がずっと楽しいですよ。 新芽を見て、あ、こういう風に作ると多分いいだろうな。これはいいだろうなって思って、 機械セッティングするじゃないですか。その偶然なのか偶然じゃないのかわからないですけど、思った通りに行った時はお茶と共存できたような感じがして…。 1年間の疲れも飛んじゃいますね。」

https://hekien.jp

ARCHIVE LIST

TOPに戻る