2023.04.09 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん山形県の旅の模様をお届け。
今回は、東置賜郡でお米を生産する農家「遠藤農園」の遠藤五一さんをご紹介しました。
現在は有機農法でお米を作っている遠藤さんですが、
以前は一般的な農法である慣行農法で生産されていました。
収量を上げるため、農薬とか化学費用をもう満遍なく使う。ですが1番先に使って、1番先に被害に遭うのは生産者とその家族だな…と感じます。「自分・家族の健康は誰が守るんだ」というと、やっぱ自分で守るしかない。そうして、農薬や化学肥療を使わない生産を始められました。
従来の農法より米の収穫量は減るけれど、家族の健康のこともを考えて環境に寄り添った農法を選んだとのことです。
遠藤さんが作っているお米は、山形県の「つや姫」「雪若丸」。
そして「コシヒカリ」や「ゆうだい21」という品種も生産されています。
「つや姫」の特徴は程良い弾力と粘り。そして噛むごとに広がる甘み。
「雪若丸」はしっかりめな粒肌に、すっきりとした喉越しと粘りに印象があるお米です。
毎年、全国から 5000点ものエントリーがあるという「米・食味分析鑑定コンクール」で4年連続で金賞を獲得し、ダイヤモンド褒章を受賞された遠藤さん。
「安心で美味しいものを作っていく。量取りではなくて、そういった考えの生産者を各都道府県に1人ずつ作っていきたい。その人たちが県内で仲間を増やしてもらえれば、だんだんと化学肥料オンリーだけではなくて、有機の賛同する人がだんだんと出てくると思います。」と目指す先も教えていただきました。
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