TDK VOICES FROM NIHONMONO
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旅するにほんもの

福井 紅ズワイガニ/黄金ガニ 「大喜丸」

日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。

中田英寿さん福井県の旅。
越前町で紅ズワイガニ漁をおこなう「大喜丸」をご紹介しました。

越前ガニ漁でも有名な越前町。
ここで紅ズワイガニ漁をおこなうただ1艘の船が、今回取材にご協力いただいた「大喜丸」です。
山下富士夫さんにお話をうかがいました。

水深800メートル、水温も1℃未満という環境で育つ紅ズワイガニ。
甘みが強く甘みもある、一方で、ズワイガニ漁よりも労力がかかることもあり、30年ほど前は5〜6艘あった漁船も、いまや「大喜丸」のみに。
90キロほど離れた場所に出向き、かご漁で1週間ほど時間を置くため、時間も手間もかかります。

「大喜丸」が漁で捕獲するのは紅ズワイガニに限りません。
紅ズワイガニとズワイガニの間に生まれた「黄金ガニ」の漁もおこないます。
ズワイガニのように身の詰まりがよく、紅ズワイガニのように甘みがあるため非常に美味。しかし子どもを生むことができないため1世代で潰えてしまい、希少性が非常に高いという1杯です。

「(大変だけど、)食べている人の笑顔を見るのが好きなんです。」
「いつか大喜丸の山下富士夫を知ってる状態にするのが夢なんです。」
生体が未だ謎に包まれている紅ズワイガニと黄金ガニ。
知る人ぞ知る「にほんもの」が、将来多くの人から注目される日が来るまで、山下さんは発信を続けます。

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