2022.03.27 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
今回は中田英寿さんが、
長野県の塩尻市にある酒蔵「suginomori brewery」を訪ねた模様をお送りしました。
「suginomori brewery」があるのは、奈良井宿という宿場町。
江戸と京都を結ぶ中山道の宿場町として栄え、今も江戸時代の面影を残す町並みが人気となっています。
以前 この場所に「杉の森酒造」という酒蔵があったんですが、2012年に幕を閉じ休眠状態となりました。
それを「suginomori brewery」として復活させたのが、サンドバーグ弘さん。
Kirakuという会社の代表取締役で、「日本の未来に残したい資産」をテーマに活動されてきました
事業主体だった竹中工務店が酒蔵の再生をおこなおうとしていて、
コロナの影響で事業を模索したいということで事業アドバイザーとして入ることに。
不動産の再生事業をやってきたサンドバーグ弘さんですが、
酒蔵の再生プロジェクトはチャレンジしたことがなかった。迷いしかなく「無謀なチャレンジだ」とも言われたそう。
なかなか手伝ってくれる人が見つかりませんでしたが、なんとか、京都の松本酒造で杜氏をされてきた
松本日出彦さんが協力してくれることになったと言います。
かつての「杉の森酒造」から「suginomori brewery」に再生するにあたり、
酒蔵の建物を酒蔵としてだけ使うのではなくレストランや宿泊施設も建物の中に。
酒蔵の面積としては以前より小さくなりましたが、そのかわりにレストランから 酒造りの様子を見ることができる
酒蔵になりました。
蔵人は、杜氏の入江さんおひとり。
番頭の西川さんとともに、まさに日本酒のマイクロ・ブルワリーとして日本酒「narai」を作られています。
“日本国内だけでなく、世界の人にどうやって伝えていくか”
それを考えたからこその、「narai」というアルファベット表記のお酒。そしてスタイリッシュなデザインのボトルになっています。
日本酒「narai」は、「suginomori brewery」の公式サイトで発売中ですので、ぜひそちらをチェックしてください。
▼suginomori brewery 公式サイト
https://www.narai.jp/ja