UR LIFESTYLE COLLEGE

2019.10.06

インテリアの色使いの基礎

毎月1週目は、インテリアスタイリストの窪田俊さんです。

窪田さんは、ハウスメーカーや家具屋での営業を経て、独立。
現在は、インテリアスタイリストとして、広告、雑誌、カタログなどのスタイリングや、モデルルームのインテリアコーディネートまで、幅広く、手がけられています
また、フローリストのHarunaさんと、デザインユニットF.I.N.D UNITとして活動中。
お花や植物とインテリアが作り出す彩りある空間づくりを提案しています。

今回のテーマは、「 インテリアの色使いの基礎 」です。

「皆さん、家具を買う時には、色を気にしていますか?サイズやデザインを見る方は多いと思うんですけど、それと同じくらい家具を選ぶ際に色も大切です。まずインテリアのカラーコーディネートの基本的な考え方を少し説明させていただきます。お部屋の色味は三種類に分かれていて、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの三種類で構成されています。

ベースカラーは壁や床、大きな家具。ソファーやダイニングテーブルなど、そういった色味を指して、アソートカラーはダイニングチェアやリビングテーブなどを少し小さめの家具の色で、色としてはベースカラーの色に似た色で、少し濃淡をつけてあげた色味を選ぶと空間に変化がついてまとまりやすくなります。最後のアクセントカラーはクッションや花瓶などのインテリア雑貨などの色味で、季節に合わせてご自分の好きな色で、あまり深く考えず、好みの色を入れて楽しんでみてください。

分かりやすくいくつか具体例を挙げて説明していきたいと思います。例えば一番多いと思うナチュラルな床のお部屋。床に合わせて大きい家具は同じようにナチュラル色の家具でまとめて、ダイニングチェアとかリビングテーブルは濃淡をつけて、ライトブラウン色とか、そういったものを入れてあげるのがオススメです。床の色を無視して、ブラックの家具とかを入れてしまうと、床との色の差が激しくなってしまうので、チグハグな雰囲気になってしまいます。そこら辺は注意してください。

次に、暗い色の床でまとまったモダンな雰囲気のお部屋であれば、大きい家具は床の色に合わせて、ダークブラウンとかブラックなどでまとめると、綺麗にまとまります。ダイニングチェアとかそういった小さい家具は同じように少し変化をつけて、ダークグレーだとか、ブラウン系のものでまとめてあげると、こちらも上手くいくと思います。

あとは壁とか床が白っぽい色で統一されている清潔感のあるお部屋は、同じように考え方としては床や壁に合わせて、大きい家具はホワイト系。ダイニングチェアとかそういった小さい家具はアイボリーとかベージュなどで少し濃淡を入れてあげることで、綺麗にまとまると思います。

ちょっと上級編な色使いになるんですけど、白い清潔感のあるお部屋っていうのは、白い家具で合わせるっていうのもありなんですが、実はナチュラルな色の木の家具とも凄く相性がいいお部屋です。なのでちょっとこの法則とは異なってしまうと思うんですけど、大きい家具とか、小さい家具も同じナチュラルの色でまとめることで、木の印象が凄く象徴的になって素敵な空間になると思います。」

また窪田さんは「ここ最近人気の色、スモーキーなピンクを、クッションやラグなど、模様替えの要素として入れてみるのもオススメですよ。」とも、おっしゃっていました。
皆さんも、参考にしてみてはいかがでしょう?

窪田俊 インテリアスタイリスト/ Shun Kubota Interior Stylist

プレゼント画像

メッセージをお寄せいただいた方の中から毎週1名様に、番組オリジナルグッズのハンカチをプレゼント

MESSAGE TO STUDIO
GOOD LIVING COLLEGE