
2018.06.10
Feel The Gardenは、2016年11月にオープンしたショップ。
苔のテラリウムを中心にインテリアに彩りを添える、様々なグリーン=植物を提案されています。
現在、東京都杉並区にあるショップで、苔のテラリウムの販売、また教室を主催すると共に全国でワークショップも定期的に開催されています。
「今日は苔のテラリウムについてお話しします。まずテラリウムっていうものは密閉されたガラス容器の中で植物を育てるという事をテラリウムというんですけど、1800年代にイギリスで生まれまして当時、まだ植物の研究とかがこれからという時に、色んな所から植物を運んでくるので当時は船旅で植物が運ばれていたんですけど、その船で植物を運ぶというのが、なかなか甲板の上に置いて運ぶというのは難しい時代だったんですね。何ヶ月もかかってしまいますので、なのでテラリウム。ガラス容器の中に入れて運ぶという事ができるようになって一気に植物の研究が盛んになったという歴史があります。
それを苔に応用しまして、苔のテラリウムっていうのは、まず苔自体に抗菌性がある植物なので、テラリウムの中に長期的に保存ができるという事と、密閉したガラス容器を使うことによって中の水分が外に漏れる事が少ないので、ほぼメンテナンスが必要ない。ノーメンテナンスで育てる事ができるそういうものなんです。
まず密閉されたガラス容器が必要です。一般的に調理器具とかで使われるようなガラスジャーであったり、薬を入れるような薬瓶と言われるような理化学ガラス。そういったもので作る事ができます。中に入れる土に関しては雑菌などが少ない、土を使用する必要があります。そこに苔を用意していただいて入れるという形になります。
育て方としましては、直射日光を避けておくという必要がありまして、室内の直射日光の当たらない場所で、なおかつ太陽の光で明るい所なので、リビングの奥の方であったりとか、棚の上とか、キッチン周りとか、そういった所に置いていただくのが理想的です。水やりに関しては半年に一回くらいですね。中の結露がだんだん少なくなってくるような感じになってきますので、その時に水やりをしてあげればいいと思います。
苔のテラリウムの魅力は室内に植物を置くことによって若干、忙しい毎日が植物を眺める士官ができたりして心の余裕ができたりすると思うんですけど、ほぼメンテナンスが必要としない苔のテラリウムを置いていただくことによって植物の成長は見守る事ができ、忙しい都会の生活に邪魔をしないものになります。」
ちなみに、川本さんによると苔は、世界中に1万8000種類くらいあるそうです。
ただ、テラリウムに使えるモノと、使えないモノがあるそうなので、はじめる時は注意してください、という事でした。
Feel The Garden