
2018.05.27
鳥取県境港市出身。
素食、マクロビオティック、郷土料理などをテーマにしたムック本の編集長を経て、独立。
「日本の米の価値を最大化するのは上質な純米酒」をモットーに、「一日一合純米酒!」を提唱。
地域食ブランドアドバイザー、純米酒セミナー講師、酒と食のジャーナリストとして、全国で活動されています。
また世界文化社から出版されている著書、『厳選日本酒手帖』や、新刊の『ゼロから分かる!図解 日本酒入門』も話題です。
「今回は日本酒についてお話しします。日本酒の面白さはいろんなタイプのお酒がある事です。お店に行くと純米大吟醸から純米吟醸、純米酒、いろんなタイプがあります。そこで美味しいお酒を覚えたら、ぜひ家飲みで楽しんでみてください。
そんな家飲みで是非試していただきたいのは、おつまみなんですね。お刺身と合わせないといけないんじゃないかと思う人もいるんですが、そんな事は全くなく、例えばスーパーの閉店間際でカツオのさくが半額になっていたらオススメしたいのが、カツオの生ハム風なんですね。これ私の一押しです。カツオのさくをサッと洗って、お塩をまぶします。それをキッチンペーパーで包みまして、冷蔵庫に入れてみてください。その時に自分の好きなハーブやスパイスを加えるともっと生ハム風になりますし、塩だけをしていて2日ほど立ったものを薄切りにします。それをカルパッチョ風にオリーブオイルをかけたり、ペッパーをふったり、イタリアンパセリをふると、えっコレどこで買ったの?っというぐらいレストランの味なんですね。そしてカツオの生ハム風が非常に日本酒にベストマッチするんですね。是非お試しください。
それと日本酒は世界で唯一のいろんな温度が楽しめるお酒だという事なんですね。もちろん冷たく飲んでも美味しいんですけど、ぬる燗、そして熱燗、私のオススメはアチチというくらいのアチチ燗なんですね。これも最初は熱いんですけど、だんだん冷めてくる温度の変わりようが面白いことになるんですね。そして日本のお味噌とか醤油とか発酵調味料。これに合うのが日本酒なんですね。
私は日本酒の中でも、日本のお米とお水だけでできた純米酒をオススメしています。お燗も非常によく合います。そしてお醤油やお味噌や発酵した魚介の珍味なんかにも非常に合うんですね。ですから美味しい純米酒を選んでいただいて、お家でしっかりゆっくりたっぷりと楽しんでいただければ嬉しいなと思います。」
山本さんの著書「ゼロから分かる!図解日本酒入門」には、お店ではどんな順番で飲むのがいいのかだったり、お燗のつけ方や日本酒に合うレシピ、また、飲みきれなかった日本酒の保存方法なども紹介されています。
是非、手にとってみてください。
やまもとようこのマクロビーノライフ
ゼロから分かる!図解日本酒入門