
2018.03.11
管理栄養士として大手企業の社員食堂、病院、保育園に勤務し、2014年に会社を起業。
管理栄養士・水のマイスター・防災士・ジュニア野菜ソムリエ、環境アレルギーアドバイザーなどの資格をいかして、全国で公演、講座などをひらいているスペシャリストです。
また、日本栄養士会災害支援チームに所属し、レシピ開発、商品開発に携わると同時に、管理栄養士としてコラムも執筆。
清流出版から発売されている「もしもごはん」「もしもに役立つ!親子で防災力アップ」をはじめ、缶詰レシピ本、レトルトアレンジレシピ本など、著書も多数出版されています。
「災害食は生きるためだけの食事、我慢して食べる食事ではありません。しかし体に必要な栄養の確保はとても大切で、それと同時に心の栄養を取ることも大切です。美味しいと思うもの、好きなものを食べるということが、災害時でも大切です。1週間分以上の水と食料を家族全員分揃える。身構えて考えるとハードルが高く感じますが、特別なものを用意する必要はありません。普段購入する食料品のうち、常温保存できるものを少し多めに買い置きしておけば、無理なく揃えることができます。災害発生から1週間までは電気、ガス、水道が止まっても、開けてすぐ食べることができるものを用意しておくことをオススメします。普段食べなれているもの、自分や家族が好きなものを選ぶのがポイントです。いつも食べているものを多めにストックしておき、普段の食事で消費してまた買い足すようにする。そうすれば賞味期限切れを防ぐことができますし、いざという時は食べ慣れているものを口にできるので安心です。備蓄していて、うっかり賞味期限が切れて廃棄することのないよう備蓄食料はしまい込まずに、普段のお料理に使って消費し、使った分を買い足すローリングストック法で備えることをオススメします。
温かいものは生きる気力になります。湯気を見るとホッとし、嗅覚が刺激されると食欲が出ます。カセットコンロとガスボンベを用意しておけば、加熱調理ができ、レパートリーが広がりますので、必ず備蓄をお願いします。
オススメの缶詰やレトルト食品なんですが、家庭での備蓄は条件で選ぶのではなく、自分の好きな味のものを備えるというのが大切です。またちょっと特別な食べたくなるものも置いてあります。どこでもスイーツ缶という生食感のケーキの缶詰や、グルメ缶、茶碗蒸しの缶詰なども家に置いてあります。被災された方から甘いものが食べたかったと伺ったので、甘いものも用意しておくことをオススメします。どこでもスイーツ缶はチーズケーキ、ガトーショコラ、抹茶チーズケーキの3種類があり、缶詰なので常温で2年間置いておけます。災害時の健康を維持するため、自分にあった食料を備蓄し、体と心の栄養をバランスよく取るように心がけてください。」
お話を伺った、今泉さんですが、5月31日に東京ビックサイトで開催されるイベント、「東京国際消防防災展 2018」で公演を行うことが決まっているそうです。
詳しくは、オフィシャルサイトをチェックしてみて下さい。
株式会社オフィスRM
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