UR LIFESTYLE COLLEGE
2018.01.14
温泉ビューティ研究家、トラベルジャーナリストの石井宏子さん
美肌の湯、美人の湯を研究する日本でただひとりの、温泉ビューティ研究家として活躍。
また、トラベルジャーナリストとして、年間200日は日本・世界を旅し、雑誌、ウェイブサイト、テレビ・ラジオなどで発信されています。
さらに、温泉地の自然環境にも着目。
ドイツで「気候療法士」の資格を取得し、心も体もきれいになる新しい旅、“ビューティツーリズム”を提唱。
温泉地や温泉宿のブランディングや企画もサポートしています。
「今日は代謝を上げていく温泉というのをご紹介したいと思います。まずは群馬県の万座温泉をご紹介したいと思います。万座温泉は日本でも指折りの硫黄の濃さで有名な温泉地なんですけど、それぞれの宿がですね硫黄泉の源泉を別々に持ってまして、ここはミルクみたいに真っ白でトロトロだったり、ここはすっきりとしたキリッとした酸性の温泉とか、宿によって感触が違ったりします。それから目が覚めるような緑色になる硫黄泉の所もあって湯めぐりをするのも楽しい場所です。硫黄の温泉というのは血の巡りをよくしてくれるんですね。血行が促進されると体のめぐりが良くなって代謝も上がってくるってことで代謝を上げたい時に入る典型的な温泉ということなんですね。
続いて東北の温泉をご紹介したいと思うんですが、秋田県の乳頭温泉郷。聞いたことある方もいらっしゃるかもしれないんですけど、今世界中からゲストが来て、関西からも直行便が飛んでいますので、日本の各地からゲストが来る人気の温泉地なんですけども、ここは山の中の秘湯をめぐるという感じなんですね。７軒の宿があるんですけど、ここも７軒全部違う源泉を持ってるんで、ここは白い、ここは赤い、ここは透明という感じで、違う温泉を楽しめるのも魅力なんですが、この７軒中４軒が硫黄を含む温泉です。硫黄を含む温泉、それから山に行くと標高が1000メートル近くありますので、代謝がそれだけで上がるんですね。気圧が変わっていわゆるスポーツクラブでいうと加圧トレーニングみたいな状態になりますので温泉に入ったり、少し歩いたりすると、運動効果や温泉効果が平地よりも高くなるということで、代謝を上げるには山の温泉を狙うっていうのも１つのポイントですね。」
群馬県の「万座温泉」は、標高1,800メートル。
秋田県の「乳頭温泉郷」は、1,000メートル前後の場所にある温泉。
石井さんによると「硫黄が濃い温泉は、オープンエアーになっている場所も多いので、雪を眺めながらお湯に浸かるのもいいですよ。」とのこと。
温泉に行きたくなりますね。
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