2024.09.29
毎月最終週は、札幌 FM NORTHWAVE、東京 J-WAVE、
名古屋 Zip-FM、 大阪 FM802、福岡 cross fm、
JFL 各局のリポートをお届けしますが、今週はスペシャル!
今回は、吉岡里帆が千葉県浦安市にある、
「浦安マリナイースト21 望海の街」で行った取材の様子をお送りします。
浦安マリナイースト21は、
URが整備した綺麗な街並みで、公園も豊富で子育てしやすい街なんです!
そして、こちらの団地では、子育て世帯に嬉しい、いろんな取り組みが行われています。
浦安で、URの子育てサポーターとして活動中
菊地真弓さんにお話を伺います。
▼こちらの団地では、ベビーカーを押す親御さんや、
抱っこされている小さな子供もたくさん見られます。
菊地さん:望海の街には子育て世帯がたくさん住んでいるので、
団地内の遊具や縄跳びなどで元気に遊ぶ子どもたちをよく見かけます。
また、小さなお子さん向けのキッズルーム 「のぞみのあそびば」が団地内にあり、
無料開放の日やイベント開催日には
団地外の方も自由に遊びにくることができるんです。
キッズルームでは、備え付けのおもちゃや絵本を楽しんだり、
地域の方々がサロンやイベントを開いたりしているので、 親子で楽しむ姿が見られます。
▼そんな子ども達の笑顔の源になっている活動の一つが、
「子育てサポーター!」です。 活動について教えて頂けますか?
菊地さん:「UR子育てサポーター」は、
子育て世帯(お子様が0歳から小学校低学年を対象)を
応援するサービスで 2年前からはじまりました。
「子育てに役立つ情報の発信」
「子育て世帯向けイベントの開催」
「子育てに関する相談対応」 のサービスを提供することで、
子育て世帯の方々が「団地の子育ては楽しい!」
と感じられるお手伝いをしています。
現在は、東京都、千葉県、神奈川県にある 10の団地を対象に実施しています。
▼菊池さんが、「子育てサポーター」になったキッカケはなんだったんですか?
菊地さん:私は初めての子育ての時に、
孤独の「孤」に育てると書く「孤育て」を経験しました。
初めての子の妊娠中に引越しをし、仕事も退職したため、
近所に知り合いがほとんどいない状況で子育てをスタート。
社会的にどこにも所属していない状態、
「無所属」ってこんなに辛いんだと、コミュニティの大切さを痛感しました。
さらに、子どもを産むまで、赤ちゃんと触れ合う経験も ほとんどなかったため、
育児に自信が待てず育児不安になってしまったんです。
そんな時、地域の先輩ママ達が開いていた
様々な子育てサロンや交流の場に行き、
そこに自分の居場所を見つけられたことで、
少しずつ不安が解消していったんです。
いつか自分もそんな場を作りたい!
また、出産前に自分が子育て世帯と触れ合う経験を持てていたら
不安も少なかったかな思い、 いろんな人、
世代が混ざり合う街を作りたいという想いで、
コミュニティーワーカーになることを目標に社会福祉士の資格を取得。
NPO支援や、障害福祉現場、特別支援教育など、
いろんな人と関わる経験を重ねていました。
そんな時、URが目指す「ミクストコミュニティ」が 私の作りたい街の姿と重なり、
子育て応援もしたかったことから、サポーターに応募しました。
▼ 活動を続けていく中で、
特に大切にされているのは、どんな事でしょう?
菊地さん:「団地で子育てすることの楽しさ」。
また、「子育ては決して一人きりで行うものではなく、
団地を含めた地域全体で行うもの」であることを、感じてもらいたい。
団地には緑豊かな屋外空間やお子さんが遊べる楽しい遊具など、
「公園の中にある住宅」のように安心して外出できる空間が広がっています。
また、住んでいる方なら、どなたでも使える広い集会所もあります。
子育てサポーターは、こういった空間や集会所を活用し、
同じような状況にある子育て世帯がつながるイベントを企画することで、
悩みの共有や新たな気付き、日頃のストレス解消など、
その後の子育てが少しでも楽になるような お手伝いをしていきたいと思っています。
▼イベントを企画する、というお話がありましたが、
菊池さんは、どんなイベントを担当されているんですか?
菊地さん:例えば、昨年2月には「どうする?子どもの英語教育」
というテーマの座談会を行いました。
浦安の隣り、市川市で 公立小学校の外国語活動指導員を
されている先生をゲストにお招きして、
幼児向けの英語絵本の読み聞かせや、
身体を使った英語あそび、 エプロンシアターなどを実際に親子で体験しながら、
それぞれの家庭に合った英語の取り入れ方を考えるという企画でした。
当日は、子育てサポーターイベントの際にいつも保育をご担当いただいている、
「お助けねっと・こんぺいとう」のスタッフの方に
同じ部屋で保育をしていただき、
お子さんと遊んでいただくことで、参加者が集中できるようにしました。
会場では、ゲストへの質問もたくさん出てきたり、
終了後には、ランチ懇親会も!
参加者同士、話に花を咲かせていました。
▼ 安心かつ、快適な子育て生活をサポートしてくれる、
「URの子育てサポーター!」 今後は、どんな挑戦をしてみたいですか?
菊地さん:子どもが生まれた家庭に、地域の企業や団体、
住民が協力して出産祝いを届ける民間のプロジェクトを知り、
とても良い取り組みだと感じました。
地域の人が子育てにウェルカムであるという空気感が、孤独感を和らげ、
子育てのしやすさにつながると思うからです。
いつかこのような取り組みを浦安でもできないかなと思い、
地域のネットワーク作りに励んでいます。
URの子育てサポーターの活動は、
インスタグラムでも発信されています。 ぜひ、チェックしてみてください!