
『チェンソーマン』漫画PVが世界的バズになった代田栄介さんが「広告」に思うこと
Celeina:代田さん、現在、CMやMVを中心に活動されてはいると思うんですけど、「漫画PV」も多く作られてると。この漫画PVってどういったものなのか、お聞かせいただけますか。
代田:漫画PVは、厳密な定義があるわけではないんですけど、基本的に、漫画の単行本の販促用のPVです。原画を切り抜いて動かすっていうのが主流になっていて、僕自身は漫画PV職人というよりは、あくまで広告のディレクターとして、どうしたらその作品が読みたくなるかってことを第一に考えて作っているんですけど、需要があるみたいで、度々オーダーがあって、作ってますね。
タカノ:『チェンソーマン』の漫画PVとか、めちゃくちゃバズってて。南米の人もコメントしてたりしますよね。
代田:『チェンソーマン』9巻のPVなんですけど、海外からも人気があって、何語かわからない言語でYouTubeのコメント欄が埋まってたり。「ジャンプチャンネル」では1位をキープし続けているようです。
Celeina:音楽、BPMに合わせて映像が動いていく感じがあって、見てて引き込まれましたね。
代田:僕は、映像を始めるきっかけになったのが、The Chemical Brothersの“Star Guitar”のMVで、ミシェル・ゴンドリーというディレクターが作ってるんです。町並みを電車が通り過ぎていくのが、実は全部BPMに合ってるっていう映像なんですけど、それに憧れて映像を始めたっていうのが大きくて。とにかく音とリンクさせる、シンクロさせることに使命感を覚えてます(笑)。
タカノ:気持ち良いもんね。タイミングとか。
Celeina:BPMの話もそうですけど、それ以外にも映像を作るときに心がけていることとかってありますか?
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