FUTURISM

ON AIR DATE
2020.01.19

「テクノロジーの進歩と法整備」

小川和也&南沢奈央がナビゲート!FUTURISM。

今週のゲストは、国際弁護士の牧野和夫さん。

「テクノロジーの進歩と法整備」をテーマに
技術革新と共に課題となる「法整備」について伺っていきました!


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SONG LIST

  • I Wanna Be Free
    Stephen Steinbrink
  • Automatic (7" Edit)
    Prince
  • Pyjama
    Tosca
  • Suisen
    Tawings
  • Green Is Blue
    Neil Young & Crazy Horse
FUTURISMでは、人工知能や5Gなど、様々な先端テクノロジーを取り上げていますが、
多くのケースで「法整備」という課題に行き着きます。

「法律は後追いになっていますが、裁判の手続きをIT化する
大胆な試みは進めています。しかしまだまだ出遅れています」。


技術革新のスピードに、専門の法律家や法の対応が追いつかない現象が既に目立っており、
国際弁護士の牧野和夫さんはキャッチアップが急務であると指摘します。

「知的財産は人間の創作物を保護する法律で、人工知能やロボットが
作ったものは対象になりません」と牧野さんは仰います。

人工知能やロボットが、仕事やアートの分野で優れた創作物を世に出しまくるようになった時に、
果たしてそれらを「物(人工知能やロボット)が生み出した物に過ぎない」と、
知的財産の蚊帳の外に置いたままにできるのか。

人工知能やロボットと人間が結婚することを認めるべきかが議論されていたりと、
テクノロジー、物質、人格のようなものの境界線の解釈が法律も揺らし続ける未来。

テクノロジーの進歩と法整備、その鍵は「人材育成」であると牧野さんは考えます。

特に理系人材が不足している中、技術と法律の両方に精通した
人材をたくさん生み出せるか否かが、テクノロジーの進歩を左右するでしょう。

小川 和也