FUTURISM

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2019.07.21

スタジオを飛び出して、北海道・函館で取材!

”函館から未来を創る”と題して、
公立はこだて未来大学 副理事長の松原仁先生に
ユニークな教育方法や、人工知能と学生たちの未来についてなどお話伺いました!

公立はこだて未来大学 -Future University Hakodate-


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Viva Vida
    Daedelus
  • Harmony Hall
    Vampire Weekend
  • Not The News
    THOM YORKE
  • Light Years
    The National
ユニークな教育方法で、情報系単科大学として進化を続ける「公立はこだて未来大学」。

副理事長、そして人工知能の専門家として同校を牽引する松原仁先生。

函館にあるキャンパスを訪れ、松原先生にお話を伺ってきました。

・オープンマインド、オープンスペースを大切にする。学生だけではなく教員もオープンマインド。
 違う分野同士での交流も活発。他の研究室にぷらっと立ち寄れる環境の中、
 異種コラボレーションも日常的に起こっている。縦割りではなく、
 漁業の専門家とITの専門家が組んで、新たな漁具を開発するなど、複数の先生がチームで研究することも。

・学生を“見習い研究者”とする考えで、学生を一人前扱い、意見も取り入れる。

・開学から3年生は“プロジェクト学習”を行う。グループに分けテーマを決めて、
 座学から実践型に。教育、医療、環境など、地域と交わるプロジェクトが目立つ。

・「アドバイスはするが決めるのは自分」ということを1年生から叩き込む。能動的に動ける力を磨く。

・函館は課題先端都市。函館の問題が解ければ、日本、世界へとつながる。
 その目的意識を持ってプロジェクト学習などに取り組む。

このような、たくさんの特色を持つはこだて未来大学。

人工知能時代に向け、「既存の枠組みをこえる枠組みを自分たちでつくって欲しい」と
あらたな教育スタイルづくりにチャレンジする松原先生。

「記憶は人工知能が得意なので記憶なんてさせなくてもよく、
 応用力を身につけさせると言われますが、応用力を展開するためには一定の知識がないと
 展開もさせられないんですね。そこの見極め、どれくらいの知識を蓄えておけば十分なのか、
 長い未来に渡って彼らが羽ばたける基礎的な能力はどれくらいの量なのか、
 まだ正解はありませんが、社会自体が壮大な実験の最中なのかなと。うちの大学も含めて」。

より良い未来をつくるための教育の鍵を模索しながら、未来へと進んでいます。

小川 和也