FUTURISM

ON AIR DATE
2019.06.09

ゲストは、20世紀フォックス映画 マーケティング本部長 井上倫明さん。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』を始め、音楽映画が続々ヒット中...
そこで、今回は「音楽映画のヒットは、映画の未来をどう変える?」をテーマにお届けしました。


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Killer Queen
    Queen
  • Radio Ga Ga [Live]
    Queen
  • Take Me With U
    Prince & The Revolution
  • Rocket Man
    Taron Egerton
6月9日は“ロックの日”。
ロックといえば、ロングラン公開で1000万人もの観客を動員した
「ボヘミアン・ラプソディ」を想起される方も多いのではないでしょうか。

この映画を配給した20世紀フォックスの作品をはじめ、いまや音楽映画は大盛況。

1958年の11.27億人をピークに急速に入場者は減少し、2018年は1.69億人。
映画館へ足を運ぶ人が減る中で、音楽映画は映画界に活力をもたらしています。

ライブに参加するような映画の楽しみ方があることを知り、
家で動画配信を観るのも良いけれど、映画館へ行ってこそ!と思わせてくれるのが音楽映画。

「特別な仕掛けをしたというより、消費者がつくった大ヒットだと思っています。
 我々の意図をはるかにこえるスケールで、口コミが広がり、
 世代を問わずあれだけの大ヒットになりました」。

20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社
マーケティング本部 本部長の井上倫明さんは、
「ボヘミアン・ラプソディ」大ヒットの裏側についてそう吐露します。

さも、入念なマーケティングの仕掛けで記録的大ヒットが生まれたかのようでいて、
実際は作品の良さが観た人を介して伝搬していく。
ソーシャルメディア時代におけるヒットのパターンは、
「ボヘミアン・ラプソディ」にも当てはまったというわけです。

「ボヘミアン・ラプソディ」は、公開後にデジタル配信などで2曲を追加した完全版を販売。

「映画館で始まり、公開の後にDVD、デジタル配信、テレビでの放送があり、
 サブスクに流れていく。ライフサイクルがある中で、各ウインドウ、
 各タイミングでどういうことをするかをもっと考えられるようになると、
 映画業界のプラスになるのではないかと」。

井上さんは、「ヒット作がきちんとヒットする環境をつくること」
が映画文化のさらなる発展の鍵だと言います。

隠れた名作はたくさんあるものですが、隠れたままではなくヒットする環境があれば
産業としても盛り上がり、それが新たな名作を生む源になる。

いつでもどこでも手元のスクリーンで映画を楽しめる時代ですが、
映画館は映画とセットで一つのエンターテイメント。
映画館で観ている時は日常がリセットされ映画に没頭できるので、
僕にとっても特別な時間であり、体験です。

小川 和也